三浦春馬3度目!柳楽優弥初!大河ドラマ「直虎」出演決定!
俳優の三浦春馬と柳楽優弥が、柴咲コウ主演の平成29年度大河ドラマ「おんな城主 直虎」に出演することが発表され、26日に東京・渋谷のNHK局内で行われた出演者発表会見に出席した。
本作は、戦国時代に男の名で家督を継いだ遠江(静岡県)井伊家の女当主・井伊直虎(柴咲)の、愛を貫いて戦乱の世を生き抜いた激動の生涯を描く物語。直虎の運命を切り開くたくましさの原動力となるのは、幼い頃に約束を交わした許婚(いいなずけ)への一途な愛で、三浦はその許婚・直親(幼名・亀之丞)を、柳楽は直虎と運命的な出会いをする盗賊団の頭・龍雲丸を演じる。
子役時代に「武蔵 MUSASHI」(2003)、「功名が辻」(2006)に出演した三浦は、3回目となる大河出演に「成人になって、また大河ドラマにお世話になることは本当にありがたいと感じています。作品やNHKに貢献できたらいいなと思っています。精進してまいります」と襟を正す。そして、「武術が堪能な役なので、馬や弓を練習しなきゃいけないなと思っています。笛と太鼓も重要なアイテムなので、貫地谷(しほり)さんと演奏するシーンでは足を引っ張らないように練習していきたい」と意気込んだ。
一方、大河初出演の柳楽は緊張のためか途中「何を話すか忘れちゃった……」と慌てた様子を見せるが、「キャストの一員となって参加させていただくことを光栄に思っています」と喜びを表すと、「オリジナルのキャラクターなんですけど、しっかり楽しみながら精いっぱいやります。ぜひ宜しくお願いします」と頭を下げた。
会見には杉本哲太、財前直見、前田吟、高橋一生、貫地谷しほり、ムロツヨシ、小林薫も登壇したほか、宇梶剛士、吹越満、苅谷俊介、でんでん、筧利夫、中村梅雀(語り)の出演が報告された。
この日、主演のため真っ先にコメントを求められた柴咲は、「わたしは腰ぎんちゃくなので、皆さんの発言や雰囲気を見てからしゃべりたかったのに、今回ばかりはそれが叶わない」と苦笑いを見せるが、「この場にいて、すでに温かさを感じています。だから、いいものができる予感しかないので、魂を込めて演じていきたいです」と力強くコメント。さらに「時期が迫らないときちんと役について調べないんですけど」と前置きしつつ、「男社会で生きる女城主でありながら、女性ならではのフワリとした感覚というか、達観したような姿を見せたいと思います」とやる気に満ちた表情で役作りについても語った。(取材・錦怜那)
平成29年度NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」は2017年1月から1年間放送予定