『リトル・マーメイド』ディズニーも実写化へ
ディズニーが、アニメーション映画『リトル・マーメイド/人魚姫』(1989)の実写映画化に向けて動いていることが明らかになった。Deadlineが報じた。
『リトル・マーメイド/人魚姫』は、アンデルセン童話「人魚姫」をディズニー風ミュージカルに仕立てた名作アニメーション。第62回アカデミー賞では作曲賞と主題歌賞の二冠に輝き、『美女と野獣』『アラジン』『ライオン・キング』と続くディズニーアニメーション第2期黄金期の幕開けを飾った、同社としても思い入れの深い作品だ。
同じくアニメーションを実写化した『ジャングル・ブック』(日本公開は8月11日)が27日までに全世界興行収入8億6,230万1,886ドル(約948億5,320万7,460円)を稼ぎ出す大ヒットを記録していることが、今回の実写化を進める後押しになったという。現在、企画は初期段階で、同社のエグゼクティブたちが話し合いを重ねているところとのこと。(数字は Box Office Mojo 調べ、1ドル110円計算)
「人魚姫」の実写映画については、『キック・アス』のクロエ・グレース・モレッツ主演、『ラブ・アクチュアリー』のリチャード・カーティス脚本で、イギリスの製作会社ワーキング・タイトルも制作中だ。それにディズニーが満を持して対抗してくることになるのか、注目される。
ディズニーは自らのアニメーション映画の実写化を積極的に進めており、エマ・ワトソンがヒロイン・ベルにふんした『美女と野獣』(2017年4月日本公開)をはじめ、『ダンボ』『ピノキオ』『くまのプーさん』『ムーラン』『白雪姫』『ピーター・パン』などの企画も抱えている。先日海外ティザー予告編が公開された『美女と野獣』は、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』がトップを維持していたティザー予告編の初日再生回数記録を更新したことでも話題となった。(編集部・市川遥)