「サン・オブ・アナーキー」前日譚コミック・シリーズがスタート

　第7シーズンで終了しているテレビドラマ「サン・オブ・アナーキー」の前日譚（たん）がコミック・シリーズになると The Hollywood Reporter が報じた。

　タイトルは「サンズ・オブ・アナーキー・レッドウッド・オリジナル（原題） / Sons of Anarchy Redwood Original」で、テレビシリーズのクリエイター、カート・サッターのアイデアも取り入れて描かれるらしい。

　主人公はチャーリー・ハナムが演じたジャクソン・“ジャックス”・テラー。亡き父親のレガシーとバイク・クラブ“SAMCRO”（サンズ・オブ・アナーキー・モーターサイクル・クラブ、レッドウッド・オリジナル）を受け入れようと葛藤する、18歳当時の彼を描いたものになるそう。

　「ジャックスが自分をクラブ、敵、味方、そして自分自身に証明するストーリーになる。テレビシリーズでは、父親の影が常に付きまとっていた。コミックスでもそうだが、最近の出来事のため、傷はまだ癒えておらず、すぐに開いてしまう状況にある」とコミックスを執筆するオリー・マスターズはコメント。ジャックスは、父親JTの死と、導いてくれる父親なしで男社会のバイク・クラブの世界で生きていかなければならないことと向き合わなければならないという。

　コミックスには、ジャックスの母親ジェマ、義父のクレイ、親友オピーなども登場するらしいが、非常に繊細な綱渡りと称するほど、ストーリーには気を使うともオリーは言っている。「第1シーズンのそれぞれのキャラクターを見て、どうやってそこに至ったかを考えて、あらすじにしている。もともとが印象的なキャラクターであるため、本質を変えないように気を付ける一方、ドラマで語られたことを繰り返すだけで終わらないように気を付けなければならない」とのこと。

　コミックス「サンズ・オブ・アナーキー・レッドウッド・オリジナル（原題）」の第1巻は8月3日（現地時間）に電子版と紙版で発売される。（澤田理沙）