『スター・ウォーズ』スピンオフ、撮り直しに!『ゴジラ』監督の仕上げにディズニーが不満
映画『スター・ウォーズ』シリーズ初のスピンオフとなる映画『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』の公開が12月16日(全世界同時公開)に迫る中、米ディズニーが同作の撮り直しを命じたと Page Six が報じた。
この決定は、『GODZILLA ゴジラ』のギャレス・エドワーズ監督が手掛けたファーストカット(ラフだが形になった本編)をディズニーのエグゼクティブたちが鑑賞した後になされたそう。「彼らは映画に不満でした。それで7月に費用をかけた4週間の撮り直しをしなくてはならなくなったんです」と情報源はコメントしている。
The Hollywood Reporter も、そのファーストカットは「クラシックな『スター・ウォーズ』映画があるべき姿」とは全く違っており、関係者の一人は「(『スター・ウォーズ』というより)戦争映画のようだった」と映画を表現していたと報道。
同作で描かれるのはエピソード3と4の間、しかも4に近い物語ということで、ほかの関係者も「旧3部作に今までにないほど近い映画なんです。『エピソードIV/新たなる希望』(1977)の直前に始まり、オリジナル版が始まる10分前までを描きます。だから、映画のトーンを合わせないといけないんです!」と力を込めていたという。そのため撮り直しでは、ムードを明るくしてストーリーに軽さを取り入れ、冒険の楽しさを加えることが目標となる。
また、撮り直しには、若きハン・ソロを描くスピンオフ第2弾(2018年公開)の主演に決まったと発表になったばかりのオールデン・エアエンライクが、ハン・ソロ役で参加する可能性もあるとのこと。昨年8月から今年2月にかけてフェリシティ・ジョーンズ、マッツ・ミケルセン、フォレスト・ウィテカー、ディエゴ・ルナといったキャスト陣で行われた同作の撮影には、オールデンは参加していなかった。
ディズニーの関係者は、大作では撮り直しや追加撮影はしばしば起こり、俳優たちも追加撮影を想定しているとも Page Six にコメントしている。(編集部・市川遥)