160万円を1時間でパアにした男の子 『ズートピア』ニックが粉々に
中国・寧波で開催されたLEGOの展示会で、その価値約160万円の『ズートピア』のキャラクター像が小さな男の子によって粉々に壊されてしまったと CCTV News などが報じた。像の展示を開始してから、わずか1時間ほどでの出来事だったという。
【映像】ダメだった…うまくいかない…そんなことばかりよね……趙さんの心境?『ズートピア』主題歌
悲しくも破壊されてしまったのは、『ズートピア』のメインキャラクターであるキツネのニックの像。中国のアーティスト・趙さんが三日三晩かけ、1万個以上のLEGOブロックを用いて制作したもので、地元紙によると約10万元(約160万円・1元16円計算)近い評価額が付けられていたという。人民日報によると、像はスタッフが見守る中で写真を1人ずつ近くで撮影できるようにしていたが、男の子は撮影中に誤って押し倒してしまったとのこと。さらにブロックは完全に固められてはいなかったが、一部のブロックには接着剤が付いているため、回収できるブロックは3分の1以下だったという。そのためブロックを再利用して作ることも絶望的だ。
趙さんが中国のマイクロブログサイト、Weibo(微博)にアップした写真には、像が完成し展示されたときのものから、見る影もないくらい無残にもブロックが飛び散った後のものまで、そのときの様子がありありと写し出されている。また同投稿には、趙さんの「非常にショックですし、人生を疑い始めている」と悲痛な叫びも。だが趙さんは、子供は意図して壊したわけではなく弁償もしなくてよいと語り、子供に責任を負わせることはしなかったと北京青年報や CCTV News などが報じている。(編集部・井本早紀)