栗山千明、濃厚ラブシーンのドラマ完走「すごくスッキリ」
不倫に溺れる人妻の姿を描いた連続ドラマ「不機嫌な果実」(原作:林真理子)が2日にクランクアップを迎え、同作で濃厚なラブシーンに挑んだ栗山千明が「皆さんのおかげで最後まで突っ走ることができました。今すごくスッキリしています!」と笑顔を見せた。
本作は、夫・航一(稲垣吾郎)に女として見てもらえなくなり、結婚生活への不満が募った人妻・麻也子(栗山)が、情熱的な音楽評論家・通彦(市原隼人)との“禁断の愛”に溺れていくさまをつづった大人の濃厚ラブストーリー。栗山の体当たりの演技が話題になったが、当の本人は「キャストの皆さんが明るく、気持ちよくいてくださる方ばかりだったので、本来なら緊張しそうなシーンの時も本当に助けられました」とそうしたシーンでも緊張せずに臨めたと振り返る。
「ラブシーンにしても、ある程度コミュニケーションが取れている人が相手の方が、変に気を遣わなくていいので、ラクじゃないですか」と栗山。「そういう意味では今回、最初のラブシーンは共演経験のある成宮(寛貴)さんが相手でしたし、初共演の市原さんとの濃厚なシーンも、微笑ましいシーンを重ねて距離を縮めた後だったので、安心して挑めたんですよ」と難役を演じ切ったことに充実感をにじませた。
「不機嫌な果実」は3日放送の第6話からいよいよ最終章へ。通彦(市原)にプロポーズされた麻也子(栗山)は、マザコン束縛夫の航一(稲垣)に離婚話を切り出すが、もみ合いの末に頭を強打した航一は記憶喪失に。栗山は「航ちゃんが記憶喪失になったことで、麻也子と通彦の心がすれ違うようになるんです。一方、私も演じながら初めて『夫婦っぽいな』と感じたほど(笑)、航ちゃんとの距離が縮まっていたりもして……。そんな中で、麻也子がどうなってしまうのかに注目です」と見どころを語っていた。(編集部・市川遥)
連続ドラマ「不機嫌な果実」は毎週金曜午後11:15~深夜0:15、テレビ朝日系にて放送(※一部地域を除く)