トムヒ全裸禁止!ルクエヴァら英国紳士のマナー指南
映画『マイティ・ソー』シリーズのロキ役で知られるトム・ヒドルストンが全裸で寝そべり、「全裸禁止」を注意喚起される! そんな衝撃的なマナー指南が、このたび公開された映画『ハイ・ライズ』のマナー広告映像で繰り広げられている。
J・G・バラードの小説を基にした本作は、階級別に住居フロアを区切られたタワーマンション(=ハイ・ライズ)を舞台に、パーティー三昧の日々を送っていたセレブ達が失墜していくさまをミステリアスに描き出した作品。『007』シリーズのダニエル・クレイグに代わるジェームズ・ボンド役の最有力候補と目されているトムが、マンションに引っ越した医師のラングを演じるほか、ルーク・エヴァンス、ジェレミー・アイアンズら人気英国俳優が集結した。
公開された映像では、作品の設定にちなんで「セレブのためのマンションの入居説明会」と題した劇場でのマナー指南が展開される。スマートなスーツ姿のトムが煙草を口にするシーンでは、「場内禁煙」の注意が飛び、ルークが腕を上下に振って謎の大乱舞をする場面では「お静かに!」のコメント。そんなユニークなマナー指南の中でも特に目を引くのは、全裸で寝ているところに何かが落ちて慌てて飛び起きるトムの姿が映し出された箇所で、トムの吹き替えでおなじみの平川大輔が、ナレーションで「洋服は着たままで」と優しく心得を伝えている。
なんと、メガホンを取ったベン・ウィートリー監督とプロデューサーのジェレミー・トーマスも同映像を非常に気に入っているそうで、トーマスは「この映画は、一見深刻な話と受け止められてしまいがちだけど、実はブラックなユーモアのエッセンスが沢山入っているんだ。このマナー広告はそれをうまく表現しているね!」と称賛の言葉を寄せている。(編集部・吉田唯)
映画『ハイ・ライズ』は8月6日よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開