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戦時中も日系人と交流!少年の行動にホロリ…

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おとうさーーん!!この表情に涙が…
おとうさーーん!!この表情に涙が… - (C)2014 Little Boy Production, LLC.All Rights Reserved.

 『リトル・ボーイ 小さなボクと戦争』の予告編が公開され、第二次世界大戦下のアメリカを舞台に父と息子の絆を描いた感動作の一部がお披露目された。

 すでに公開されたアメリカでは『ライフ・イズ・ビューティフル』『リトル・ダンサー』に続く父子の物語として感動をもたらした本作。戦場に向かった父を呼び戻そうとする8歳の少年が、差別を受けながら暮らす日系アメリカ人との交流を通じて、奇跡を信じ奮闘し成長していく様子が描かれる。

 公開された予告編で最初に映し出されるのは海に向かって立つ少年ペッパー。町の誰よりも背の低い彼が何をしているのかは徐々に明らかにされていくが、この映像で特に印象的なのは「敵を愛せ」と言われたあとのペッパーの行動。日系人に声をかけてジュースを差し出し、町の人の「裏切り者」「コイツは父さんの敵だぞ」という罵りにも負けず、交流を深めていく。そして広島に原子爆弾「リトル・ボーイ」が投下されたことを知った少年は、「僕のせいで、たくさん人が死んだの?」と悲しそうな顔で問いかけている。

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 本作を手掛けたメキシコ人映画監督のアレハンドロ・モンテベルデは日本に数か月住んでいたこともあるという親日家。広島に投下された原子爆弾が「リトル・ボーイ」と呼ばれていたことを知った同監督は、父子の愛を軸に少年の視点で戦争と平和を切り取り、日系人との交流を通してアメリカと日本それぞれの信念、戦争下にあった差別主義を描き出していく。

 そんな作品で少年ペッパーを演じるのは本作に出演するまでほぼ演技未経験だったジェイコブ・サルヴァッティ。母親役を『博士と彼女のセオリー』のエミリー・ワトソンが務め、少年との絆を育む日系人を『HACHI 約束の犬』で主演リチャード・ギアの親友を熱演し、『レーガン(原題) / Reagan』では中曽根康弘元首相を演じることが報じられたケイリー=ヒロユキ・タガワが好演している。(編集部・海江田宗)

映画『リトル・ボーイ 小さなボクと戦争』は8月27日よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国公開

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