『デッドプール』まみれ男参上!ファン愛と11年の苦労
R15指定作品ながら、日本でも公開初日から5日間で興行収入7億1,175万6,100円のヒットを生んだ『デッドプール』で主演を務めたライアン・レイノルズが、彼が演じたはずのデッドプールに囲まれている姿が公開。ファンと肩を組み交流をはかる彼の優しさと、本場アメリカでの人気ぶりを見せつけた。
世界興収は7億7,119万ドル(約848億3,090万円・1ドル110円計算)を超え、世界的ヒットとなった『デッドプール』だが、一度はお蔵入りになりかけた作品だった。デッドプール役のお披露目の場として出演した『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』(2009)での評判があまり良いものではなかったからだ。しかし、インターネットに流出したテストフッテージ映像の出来の良さなどから、ファンの支持を徐々に獲得。映画化の話が出てから苦節およそ11年、ようやく公開までこぎつけた。
そのためライアンにとっても、かなりの思い入れのある作品になった様子。「僕にとってデッドプールは特別なキャラクター」だと語ったライアンは、1月に行われた台北、ロンドンでのプレミアや、2月のニューヨークのプレミアイベントでファンと積極的に交流。ニューヨークでのプレミア時には、デッドプールコスプレをしたファンにもみくちゃにされることも。さすが「デッドプール」のコミックを作った「Marvel」の本拠地アメリカならではの迎え入れ方だったようだが、ライアンの顔には笑みしかなかった。
また日本公開の前には、デッドプールのスーツを着用し「待たせてゴメン」と動画メッセージをいくつも送ったり、自分のTwitterで日本語のツイートをしたりと、しっかりと日本のファンへのフォローも行っていたライアン。彼のファンを愛し愛される性格が、映画の世界的ヒットに結びついたのかもしれない。(編集部・井本早紀)
映画『デッドプール』は公開中