藤ヶ谷太輔が語る、美しいラブシーンの撮影秘話
Kis-My-Ft2の藤ヶ谷太輔が主演する映画『MARS~ただ、君を愛してる~』のラブシーンを振り返った。
連続ドラマ化され話題を呼んだ惣領冬実による少女漫画「MARS」を基に、ドラマの半年後を描き出した劇場版。藤ヶ谷が演じる主人公・樫野零は、ある過去が原因で他人に対して壁を作っていたが、海で運命的に出逢ったキラ(飯豊まりえ)と恋に落ちることで、変わり始める。
この映画におけるラブシーンは、キラの過去のトラウマをキラと零が一緒に乗り越えていく証となる重要なシーン。藤ヶ谷は現場の空気を「みんながこのシーンの大切さをわかっていたからこそ、すごくピリピリしていました」と述懐する。最初のリハーサルで「なんか違うな」という違和感を覚えた藤ヶ谷は、耶雲哉治監督を交え、緊張する飯豊と3人で話す時間を作ってもらったという。
「自分も緊張していたし、照れくさい部分があったので、『緊張するね』と正直に伝えました。いきなり本番で『はいどうぞ』で演技するのって抵抗があるので、『キラと零だったらどうするかを考えないとね』と提案して、スタッフさんには休憩してもらいながら、まずは監督と3人で、具体的な流れを決めていきました」。
映画では飯豊が演じるヒロイン・キラを美しく見せる構図が印象的だ。藤ヶ谷が「この作品は、美しく映ることがキャストの使命だったので、照明チームや撮影チームと確認しながらみんなで一緒に作り上げました」とこだわりを語るように、胸の奥がキュンとするような美しい映像が見どころになっている。(取材/文:須永貴子)
映画『MARS~ただ、君を愛してる~』は6月18日より全国公開