秋元才加、AKB時代の「リーダー論」とは?
元AKB48の秋元才加と野呂佳代が15日、都内で行われたNetflixオリジナルドラマ「オレンジ・イズ・ニュー・ブラック」のスペシャルトークイベントに来場、グループ時代のサバイバルについて振り返った。
【写真】秋元才加&野呂佳代、“オレンジ”意識のファッション!
過去のちょっとした過ちからまさかの刑務所行きとなった主人公・パイパーが、強烈キャラの囚人たちの間で果敢にサバイブしていくさまをコミカルに描き出した本作は、早くもシーズン7まで製作が決定している世界的な人気ドラマだ。
元宝塚の遼河はるひ、脳科学者の中野信子も来場し、一般OL30人を招待して行われたこの日のイベント。本作は「人間関係の教科書のようです」という中野は、ドラマのワンシーンをピックアップしながら、「群れのボスを見極めよ」「とはいえボスの一番のお気に入りにはなるな」「群れと派閥を特定せよ」と解説。同ドラマから浮かび上がる「女の園におけるサバイバル術」を指南した。
それを踏まえ、グループ在籍時を振り返った秋元は「それほど派閥や群れというのはなかったんですけど」と前置きしつつも、「わたしはキャプテンをやっていたんで、グループの人間関係はだいたいこんな感じだなということを把握した上で、例えばライブをよくするためには誰が注意したら一番聞くんだろうというように、人を見て自然と選んでいたような気がします」とシチュエーションに適した人選が必要だという「リーダー論」を展開。
その例として、「(野呂)佳代ちゃんが同じグループだったんですけど、彼女は人あたりがよくて、調子いいところがあるんで、難しいお願いを上層部に言う時には彼女を投入していました」と明かした秋元に、野呂は「やだー! そうだったの?」と驚いた様子を見せつつも、「確かにわたしもキャプテンをやっていたこともありますし、どっちの気持ちもわかるので、客観的に見るのが得意だった」とその意見に納得した様子。
さらに「あとは、後輩に伝えるなら宮澤佐江ちゃんがいいかなとか、ここは絶対に決め打ちでいきたいという時には大島優子を投入しました。そうすると絶対に案が通りましたから」と笑いながら裏話を語った秋元に、中野も「リーダーとして人の才能を見る力が強かったんでしょうね。どちらかというと男性っぽいのかもしれない」とその資質を指摘してみせた。(取材・文:壬生智裕)
Netflixオリジナルドラマ「オレンジ・イズ・ニュー・ブラック」シーズン4は6月17日より配信開始