女優・中川梨絵さん死去 日活ロマンポルノで黄金時代 67歳
日活ロマンポルノのスターとしても活躍した女優の中川梨絵さんが14日の午前1時25分、肺がんのため亡くなった。67歳だった。15日に日活が発表した。通夜は20日の18時から、告別式は21日の10時から、東京都・桐ヶ谷斎場で執り行われる。喪主は夫の長谷川恭次さん。
中川さんは1948年8月13日生まれの東京都出身。5歳で初舞台を踏み、高校卒業と同時に東宝へ入社、中川さかゆの芸名で、1967年の映画『乱れ雲』(成瀬巳喜男監督)で映画デビューを果たした。その後、日活に入社し1972年公開の『OL日記 牝猫の情事』で主演を務めるなど、初期ロマンポルノのスターとして黄金時代を築いた。
1974年よりフリーとなり、『竜馬暗殺』『喜劇 女の泣きどころ』『湯殿山麓呪い村』『ラブホテル』などに出演した。昨年には1973年公開の主演映画『恋人たちは濡れた』が映倫の再審査を受けR15+指定となったことが報じられた。(編集部・入倉功一)