エイリアンは殲滅すべし!『インデペンデンス・デイ』監督、平和的解決いらない
『インデペンデンス・デイ』(1996)の続編『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』でメガホンを取ったローランド・エメリッヒ監督いわく、2000年代に続編企画が持ち上がった際に想定していたボツ案の中にエイリアンと平和的に解決する案があったという。監督がEmpireのインタビューで明かした。
【映像】映画『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』予告編
Empireによると、『インデペンデンス・デイ』で脚本・製作を手掛けたディーン・デヴリンと脚本作業に取り掛かっていたエメリッヒ監督は、9.11テロを受け、続編は平和に関する映画にしようと考えていたとのこと。その内容は映画のラストにエイリアンがホワイトハウスの芝生に降り立ち、「われわれは平和目的で来た」と語るというものになる予定だったという。しかしそのアイデアは弱すぎるし、なによりも自分たちが『インデペンデンス・デイ』でそんなものを作りたくないという気持ちに気付いた彼らはこの案をボツに。エメリッヒ監督は当時のことを振り返りつつ、「宇宙船は破壊するのみさ!」と語っていたという。
新作の『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』(日本公開:7月9日)は前作から20年後が舞台。『インデペンデンス・デイ』で活躍したウィル・スミス演じるヒラー大尉が死去し、彼と共に戦ったエンジニア・デイビッド(ジェフ・ゴールドブラム)は地球防衛軍(ESD)の長官になるなどさまざまな変化を経た地球に、さらに進化したエイリアンがやってくる。公開されている予告編のエイリアンには、平和的に解決しようとする気配は全くなく、人類を滅亡させる勢いで迫ってきており、人々は再び立ち上がらざるを得ない状況に陥っている。(編集部・井本早紀)