問題児?同性愛者バッシングでドラマ話数カットの危機
米ABC局のテレビドラマ「ザ・リアル・オニールズ(原題) / The Real O'Neals」に出演している22歳の俳優ノア・ガルヴィンが、Vulture誌のインタビューで心無い発言をしたことで、エピソード数カットの危機を招いたと The Hollywood Reporter が報じた。
同性愛者であることを公言しているノアは、「ARROW/アロー」のコルトン・ヘインズが Entertainment Weekly 誌でカミングアウトしたことに対し、「コルトンは自分が同性愛者だとはっきりは言っていない」「あれはカミングアウトじゃないよ。あんなのは女々しい、くそみたいな、うそっぱちだ」と責めたほか、「モダン・ファミリー」でゲイ夫婦の片方を演じているエリック・ストーンストリートの演技についても批判。「ゲイのステレオタイプを戯画化して演じているだけ。信ぴょう性がない」とコメントしていた。
これを受け、ABC局の重役たちは決定したばかりの第2シーズンのエピソード数を削減することを検討したそう。ノアが問題を起こすのは初めてではなく、局側は、これまで何度も彼のエゴと権利主義的な態度を注意してきたらしい。結局、製作総指揮が懇願し、エピソード数はそのままになり、ノアはTwitterでコルトンとエリックに謝罪をしている。
インターネットでは、ノアの軽率な発言でキャスト全体に影響が及ぶエピソード数カットはかわいそうだとの声も多い。同時に、ノアをほかの俳優と入れ替えたらいいという意見も多くみられた。(澤田理沙)