『ファインディング・ドリー』アニメ史上No.1オープニング興収!ミニオンズ&シュレック3を超えた!
全米ボックスオフィス考
先週末(6月17日~6月19日)の全米ボックスオフィスランキングが発表され、ディズニー/ピクサー映画『ファインディング・ドリー』が興行収入1億3,506万273ドル(約148億5,663万30円)を稼ぎ出し、断トツの初登場1位に輝いた。これはアニメーション映画史上ナンバーワンのオープニング興収だ。(数字は Box Office Mojo 調べ、1ドル110円計算)
本作は『ファインディング・ニモ』の13年ぶりの続編で、忘れんぼうのナンヨウハギ・ドリーの家族の思い出を探すため、カクレクマノミのニモたちが危険いっぱいの人間の世界に迷い込むさまを描いたアドベンチャー映画。
2007年の『シュレック 3』(オープニング興収1億2,162万9,270ドル・約133億7,921万9,700円)を抜いてアニメーション映画史上最高のオープニング興収記録を樹立しただけでなく、初日興収も2015年の『ミニオンズ』(初日興収4,604万2,205ドル・約50億6,464万2,550円)を抜いて歴代1位のアニメーション映画に。批評家からも一般の観客からも高く評価されており、今後も大ヒットを続けることは間違いないだろう。ちなみに、前作のオープニング興収は7,025万1,710ドル(約77億2,768万8,100円)だった。
2位には、ドウェイン・ジョンソン&ケヴィン・ハート共演のアクションコメディー『セントラル・インテリジェンス(原題) / Central Intelligence』が興収3,553万5,250ドル(約39億887万7,500円)で初登場。高校時代は太っちょだったが20年後にはムキムキのCIAエージェントになったボブ(ドウェイン)と、友人のカルヴィン(ケヴィン)が再会し、タッグを組んで世界を救うべく奮闘する。人気俳優の共演とあって、堅調なスタートを切った。
今週末は、大ヒットSFの20年ぶりの続編『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』、マシュー・マコノヒー主演のアクションドラマ『ザ・フリー・ステート・オブ・ジョーンズ(原題) / The Free State of Jones』、ブレイク・ライヴリー主演のサバイバルスリラー『ロスト・バケーション』などが公開される。(編集部・市川遥)
6月17日~6月19日の全米ボックスオフィスランキングは以下の通り。()は先週の順位。
1(初)『ファインディング・ドリー』
2(初)『セントラル・インテリジェンス(原題) / Central Intelligence』
3(1)『死霊館 エンフィールド事件』
4(3)『グランド・イリュージョン 見破られたトリック』
5(2)『ウォークラフト』
6(5)『X-MEN:アポカリプス』
7(4)『ミュータント・ニンジャ・タートルズ:影<シャドウズ>』
8(8)『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』
9(6)『ミー・ビフォア・ユー(原題) / Me Before You』
10(9)『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』