岩田剛典×高畑充希『植物図鑑』首位カムバック!『貞子vs伽椰子』は4位
映画週末興行成績
土日2日間(6月18~19日)の全国映画動員ランキングを20日に興行通信社が発表し、初登場で1位に輝いた岩田剛典と高畑充希の共演作『植物図鑑 運命の恋、ひろいました』が公開3週目で先週の3位から1位に返り咲いた。
若い女性だけでなく、親子連れや男性など幅広い客層から支持を集めている『植物図鑑』は、累計動員104万人、累計興行収入13億円と早くも興収10億円を突破。18日からは全国の上映劇場で、オリジナル入場者プレゼント「半年カレンダー」の配布を数量限定で実施している。
4位には、Jホラー界の二大キャラクターが対決する『貞子vs伽椰子』が初登場。352スクリーンで公開され、動員14万581人、興収1億9,854万600円と好調な成績を収めた。客層は10代に加え、大学生から30代までの映画ファンが大きく伸びた。男女比は半々で、同性グループやカップルが中心。また、邦画史上最多の50スクリーン公開となった4D(4DX、MX4D)上映の稼働率が高く、各地で満席が続いている。
西島秀俊、香川照之、竹内結子、川口春奈、東出昌大など豪華キャストを迎え、黒沢清監督が前川裕の日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作を映画化したサスペンススリラー『クリーピー 偽りの隣人』は6位に初登場。動員9万6,394人、興収1億2,728万9,200円を記録した。惣領冬実の大ヒットコミックを藤ヶ谷太輔(Kis-My-Ft2)と窪田正孝のダブル主演で実写化した『MARS~ただ、君を愛してる~』が8位に初登場。197スクリーンで公開され、動員5万9,206人、興収7,903万9,600円を記録した。
先週1位デビューを果たした『64-ロクヨン-後編』は2位にランクダウンしたものの、累計動員77万9,128人、累計興収9億4,228万4,600円と10億円突破も間近。公開7週目の『64-ロクヨン-前編』もベストテン圏内をキープしており、累計動員141万288人、累計興収17億3,557万4,400円と順調に数字を積み重ねている。
また、今週は惜しくもトップ10入りを逃したが、J・J・エイブラムス製作のスリラー『10 クローバーフィールド・レーン』が12位に初登場。165スクリーン公開で、動員4万892人、興収5,656万3,700円をあげた。
今週末は『TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ』『日本で一番悪い奴ら』『ダーク・プレイス』『ふきげんな過去』『嫌な女』『二重生活』『機動戦士ガンダム サンダーボルト DECEMBER SKY』などが公開予定となっている。(ランキング・数字などは興行通信社、文化通信社、配給元など調べ)(取材・文:壬生智裕)
【2016年6月18日~19日の全国映画動員ランキングトップ10】※()内は先週の順位
1(3)『植物図鑑 運命の恋、ひろいました』:3週目
2(1)『64-ロクヨン-後編』:2週目
3(2)『ズートピア』:9週目
4(初)『貞子vs伽椰子』:1週目
5(4)『デッドプール』:3週目
6(初)『クリーピー 偽りの隣人』:1週目
7(5)『オオカミ少女と黒王子』:4週目
8(初)『MARS~ただ、君を愛してる~』:1週目
9(6)『64-ロクヨン-前編』:7週目
10(7)『高台家の人々』:3週目