ブルース・ウィリス版『狼よさらば』に残酷ホラーの鬼才が挑む!
『グリーン・インフェルノ』『ホステル』などの鬼才イーライ・ロス監督が、チャールズ・ブロンソン主演で1974年に公開された人気アクション『狼よさらば』リメイク版の監督を務めることになったと The Hollywood Reporter が報じた。
ブライアン・ガーフィールドの小説を原作に、強盗に妻を殺され娘を暴行された平凡な男が、銃を手に自警行為に走るさまを追った同作。その後、5作目まで続く「デス・ウィッシュ」シリーズの1作目となった。リメイク版では、ブルース・ウィリスが主演を務める。
本来は『オオカミは嘘をつく』の監督コンビ、アハロン・ケシャレスとナヴォット・パプシャドがメガホンを取る予定だったが、創造性の違いを理由に降板。同作はもともと、『特攻野郎Aチーム THE MOVIE』のジョー・カーナハン監督がメガホンを取る予定だったが、彼も2013年に降板しており、実際にロス監督のメガホンで撮影が進行することになるのかは、予断を許さない状況といえそうだ。
残酷な描写が盛りだくさんなホラー映画のイメージが強いロス監督だが、キアヌ・リーヴス主演の『ノック・ノック』ではスリラーに挑戦。『ソウ』シリーズのジェームズ・ワン監督は、やはりガーフィールドの小説を映画化した『狼の死刑宣告』の発表以降、『ワイルド・スピード SKY MISSION』、DCコミックス原作の『アクアマン(原題) / Aquaman』などホラー以外の話題作を手掛けており、ロス監督にとってもキャリアの転換期的な作品になるかもしれない。(編集部・入倉功一)