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堤幸彦、新作『真田十勇士』は巨大セットで撮影! 大型活劇に自信

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堤幸彦監督
堤幸彦監督 - (C) 2016『真田十勇士』製作委員会

 中村勘九郎松坂桃李が共演する堤幸彦監督の新作『真田十勇士』は、近年まれにみる大規模なセットで撮影を敢行、その一端が報道陣に公開された。インタビューに応じた堤監督は、巨大セットについて「自分でも最初見たときにはやりすぎじゃないかと思った」と笑顔を見せ、「大型な活劇映画を撮れてうれしい。色んな仕掛けが集まって、盆暮れ正月がいっぺんにきたようなそんな映画です」と自信をにじませた。

巨大セットに中村勘九郎!撮影現場ギャラリー

 本作は、天下の名将と名高い真田幸村が実は腰抜けの武将だったという、人気脚本家マキノノゾミによる大胆な発想を描くエンターテインメント大作。関ヶ原の戦いから10年、天下統一目前の徳川家康と復権を狙う豊臣家の対立が深まる戦国の世で、容姿の良さから百戦錬磨の武将だと世間から期待され悩む幸村(加藤雅也)に、偶然出会った佐助(勘九郎)が「オイラの嘘で、あんたを本物の天下一の武将に仕立て上げてみせようじゃないか!」と提案。同じく抜け忍の霧隠才蔵(松坂)をはじめ、一癖も二癖もある十人の勇士たちを集め「真田十勇士」を結成し、ついには徳川軍との決戦に挑む。

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 この日は、3か月かけて制作された真田の出城「真田丸」にて200人のエキストラを集めて、徳川軍が大阪城を攻め込んだ「大坂冬の陣」の幕開けとなる大規模な合戦シーンの撮影が行われた。また、勘九郎ふんする佐助がやぐらの上で華麗に立ち回る場面も公開され、その高所での俊敏な動きは取材陣も思わず息を呑むほどだった。

 堤監督は、勘九郎の殺陣やアクションシーンに絶大な信頼を寄せており、「身体能力が素晴らしくて、常人ならざるものを持っている。この役は彼のための当て書みたいなもの」と語る。また、コミカルなキャラクターの佐助とは対照的に、ロングヘアが美しい物静かな才蔵を演じる松坂については、「男が惚れるかっこよさ、それが彼の最大の魅力だと思う。動きも速いし身長があるので殺陣がすごくきれい」と評し、「佐助と才蔵が殺陣をやるシーンでは、佐助は低い位置で、才蔵は高いところで決める。二人のフォルムの差が面白くて、そこに大島優子さんが入ると画としてすごく面白い。大島さんも勘の良い人で殺陣が上手く、三人絡むと非常に忍者活劇感が出る」と満足げに語っていた。

 また、本作には堤監督ならではの巧みなトリックも盛り込まれているといい、「この作品は、けっこう笑えるトリックも用意しています」と明かす。「各シーン、時代劇の美しい映像を背景にしている上、技術的にも映画にした時に美しいレンズを使用して撮影しています。説得力のある映像の中に、たまにわたしが考えたくだらないギャグとか(笑)、迫力ある殺陣の動きが入り、一筋縄ではいかない映画になっていますね」と期待をあおった。(編集部・高橋典子)

映画『真田十勇士』は9月22日より全国公開

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