ツェッペリン「天国への階段」盗作ではない 裁判所判決
人気ロックバンド、レッド・ツェッペリンの代表曲「天国への階段」が盗作だと訴えられていた裁判で、現地時間23日、アメリカ・ロサンゼルスの裁判所は盗作ではないという判決を下した。Rolling Stone や The New York Times が報じている。
訴えを起こしていたのは、バンド・スピリットのギタリストである故ランディ・カリフォルニアさんの遺産管理団体。「天国への階段」のイントロ部分の特徴的なギターリフは、スピリットの楽曲「トーラス(Taurus)」の盗作であると主張していた。これに対し、レッド・ツェッペリン側は数世紀前からこのコード進行は用いられているもので、ギタリストであるジミー・ペイジは、曲が似ていると話題になった2014年に初めて「トーラス」を聞いたと反論していた。
陪審員たちは二つの楽曲の楽譜に基づいて専門家が演奏したものを聞き比べるなどして、判決に至ったとのこと。訴えられていたジミーとロバート・プラント(レッド・ツェッペリン:ボーカル)は、「陪審員たちの誠実な判決に感謝し、われわれの主張が認められたことをうれしく思います」とコメント。ファンのサポートにも感謝していると語っていたという。(編集部・井本早紀)