オーク描いてみた「サイレントヒル」デザイナー制作
人気ゲームを実写映画化した『ウォークラフト』の主人公であるオークのデュロタンを、ゲーム「サイレントヒル」シリーズを手掛けるデザイナー・伊藤暢達が描き下ろしたイラストが公開された。
日本公開を前に、ゲーム原作作品として『バイオハザード IV アフターライフ』や『トゥームレイダー』を超える全世界興収を記録している本作。(Box Office Mojo 調べ)『ミッション:8ミニッツ』などのダンカン・ジョーンズ監督が、剣と魔法の世界“アゼロス”を舞台に、人間、オーク、ドワーフ、エルフなどの種族が国や一族、愛する者を守るために生死を分ける決断を迫られる壮大な物語を、圧倒的なクオリティーで描く。
様々な作品で、悪役として描かれる事の多いオーク。そんなイメージを一新させたデュロタンというキャラクターを、独自の世界観を持つ人に表現して欲しいという狙いから、伊藤が抜てきされ今回のイラストを制作した。
伊藤は、制作の前に「群衆の中でデュロタンだけ人間側に付いているという絵が、このキャラクターを伝えるのに一番わかりやすいかと思うので、本来はオーク側にいるはずなのに、デュロタンだけ真逆を向いているという構図で描き進めようかと思います」とコメント。完成後は「極端なくらいマッチョなキャラクターなので、それを出すのに最初は手間取りました。肩のボリュームがキャラクターの一番の特徴なので、誇張気味にしたつもりです」と説明した。
併せて公開された制作過程を収めたメイキング映像には、何種類ものマーカーを巧みに使い分けながら、手描きでデュロタンを描く伊藤の姿が映し出されている。早回しで見る見るうちにイラストが完成していく様子からは、デュロタンの重厚感、精悍さが伝わってくる。(編集部・小泉裕嗣)
映画『ウォークラフト』は7月1日よりTOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国公開