エアロスミス、来年解散ツアーへ
アメリカの人気ロックバンド・エアロスミスが、2017年に行う “さよならツアー”をもって解散するようだ。同バンドのボーカル、スティーヴン・タイラーが、ラジオ番組「ザ・ハワード・スターン・ショー」に出演した際に語った。
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かねてからささやかれていたエアロスミスの解散。スティーヴンは「僕はこのバンドを愛しているよ、本当に。だから、人々が抱いている疑念を払拭したいと思って。僕たちはさよならツアーをするんだ、単にその時が来たからだ」と肯定した。
本当に解散ツアーをするのか念を押されると、「そうだよ、来年する」と答え、メンバーのジョー・ペリー(ギタリスト)もそのことを把握しているのか問われると、「うんうん」とだけ答えた。「ほら、いまだにオリジナルメンバーで活動しているバンドっていうのは2つだけだ。僕たちとローリング・ストーンズ」と切り出し、「僕はそのことにとても感謝しているよ」と付け加えていた。また、過去にザ・フーやキッスといったバンドが解散ツアー後にも活動したことがあったように、エアロスミスのさよならツアーもきっと永遠に続くかもと冗談も飛ばしていた。
今回のスティーヴンの発言は、メンバーのブラッド・ウィットフォード(リズムギター)が昨年12月に語っていたことと重なる。ブラッドは、「僕たちは、さよならツアーと呼んでもいいような、活動に幕を閉じるようなツアーをしようと実は考えているんだ。それは僕たちの年齢のせいだ。ほら、いろんなことが起きるだろう。誰かが参加できなくなるようなことはもう避けられないんだ。だから長いお辞儀をして、ありがとうと伝えて、潔く区切りをつけるようなもんだ」と明かしていた。(編集部・石神恵美子)