有村架純、来春朝ドラヒロインに!あまちゃんとは「180度違う気持ち」
女優の有村架純が、平成29年度前期NHK連続テレビ小説「ひよっこ」のヒロインに起用された。29日に渋谷のNHK放送センターで行われた発表会見に脚本を務める岡田惠和と共に出席した有村は「新しい風を吹かせていければ」と緊張交じりに意気込みを語った。
連続テレビ小説96作目になる同作は、高度経済成長期の日本を舞台に、茨城県の農家に生まれのんびり育ったヒロインの谷田部みね子が、東京へ出稼ぎに行った父親が行方不明になったことから上京を決意。自分の殻を破り「幸せな家族を取り戻す大冒険」に繰り出す姿を描くオリジナル作品。脚本を担当する岡田は「ちゅらさん」「おひさま」に続き3度目の朝ドラ挑戦となる。クランクインは今秋の予定。
青いドレスで会見に登場した有村は、開口一番「本日はとても緊張しています」とあいさつ。能年玲奈がヒロインを務めた「あまちゃん」で初めて朝ドラの会見に出席した時を振り返り、「その時とは180度違う気持ちでここに立っています。朝のヒロインというのは、みなさまに元気を与えられる存在だと思っているのですが、わたしが演じさせていただく役で、わたしが参加させていただく作品で、新しい風を吹かせていければいいと思っています」とやる気をみなぎらせた。
出演の話を聞いたのは月9ドラマ「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」(フジテレビ)が終わった頃だといい、「まさか自分が朝ドラのヒロインをやらせていただくとは思っていなかったので、びっくりしてしばらく言葉が出なかったです」という有村。
「『あまちゃん』の時もヒロインのオーディションを受けて得た役だったので、憧れは持っていました」とも振り返り、本作で念願のヒロイン抜てきに「打ち合わせの時から『NHKの顔になっていただきます』という言葉を聞いて、それが背中にすごく……。自分にとってはいいプレッシャーと緊張感が持てる言葉なので、その言葉を感じるとあの時とは遙かに違うところに自分はいることになるんだと感じました」と成長を実感していることを明かした。(取材・文:中村好伸)
NHK連続テレビ小説「ひよっこ」は2017年4月3日~9月30日まで放送 全156回予定