池松壮亮と菅田将暉は、会えばカンチョーするおしゃれな関係?
ダブル主演を果たした映画『セトウツミ』で親友同士を演じた池松壮亮と菅田将暉が、この作品を通じて本当に仲良くなり、会えば池松が「カンチョーしていい?」と菅田に聞いてくるほど、打ち解けた間柄であることが判明した。
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『セトウツミ』は同級生の瀬戸と内海が放課後、何をするでもなく、延々と河原でくだらない話を続ける異色な作品。全編、しゃべり倒している二人だが、池松と菅田は撮影現場に入るまで言葉を交わしたことはなかったという。それが撮影期間の1週間で距離が縮まり、いまでは大の仲良し。池松は菅田のことを「俳優としてはいろいろイメージを持っていますけど、人としてすごく良かったので、なんか久しぶりに会うと、ちょっかい出したくなるんです」と愛情たっぷり。菅田も「これまで作品を観てきて、役者としての印象はたくさん持っていたけれど、いまではすっかり一緒に河原で座っていたイメージ。大阪にいたころの自分として、くだらない会話ができる友だちは数人しかいないけど、池松君もまさにそうです」と二人の絆の深さを明かした。
ただし、そんなに仲がいいのに、お互い連絡先は知らないという。「変な話なんですよね」と苦笑する菅田に「おしゃれじゃないですか。こんなに仲良くて、しゃべっているとすぐ二人だけの世界に入っちゃう。でも、連絡先を知らない。これがいいんです」と池松が力説。「久しぶりに会って、『うっす。ちょっと、カンチョーしていい?』って言うのがいい」と最後まで独自の持論を展開する池松に、菅田も笑い転げながら、「カンチョーするやつはそんなこと、聞かない。言わずにやれって感じだよ(笑)」とツッコミを入れる。劇中では独自のセオリーを展開するのは瀬戸役の菅田で、ツッコミを入れるのはクールな内海役の池松の役回りのはずだが、そこだけが作品と違っているようだ。(取材:高山亜紀)
映画『セトウツミ』は7月2日より新宿ピカデリーほか全国公開