拉致・監禁された高校生の殺し合い…主演の小島梨里杏、役にだまされた
2日、都内で映画『人狼ゲーム プリズン・ブレイク』の初日舞台あいさつが行われ、主演を務めた小島梨里杏らが登壇。小島はストーリーに関連して、最近だまされたことを質問されると、役柄にだまされたことを明かした。
本作は、原作小説とコミカライズがシリーズ累計60万部を突破している「人狼ゲーム」の実写化第4弾。劇中では、拉致・監禁された高校生たちが互いに殺し合い、生き残った者には1億円が与えられる殺戮ゲーム、人呼んで「人狼ゲーム」が繰り広げられる。
劇中衣装を身にまとって登場した小島は、緊張感が張りつめていたという現場を振り返って「悩むシーンがありまして、(渡辺佑太朗演じる)相馬葵に自分が抱える過去の負い目を打ち明けるシーンだったんですけど、リハーサルをしている中で、わかっているのにできない、なんでだろ~ってすごく悔しい思いをしながら撮影していました」とコメント。
雑誌「Seventeen」の専属モデルとしても活躍中の岡本夏美は、物語に絡めて「だまされた話」を聞かれると、共演の山谷花純について「わたしは山谷って呼んでいまして、彼女は岡本って呼ぶんです。それくらい、二人ともサバサバしている面があるので、近いものを感じていたんです。でも、宿泊施設に泊まりながらの撮影の時に、お化けが怖いから一緒に寝ていい? ってかわいい面を見せてきて、してやられたなと。キュンとしちゃいましたね」とにっこり。
続けてマイクを握った小島は「(役の)乾朱莉としてのことなんですけど、彼女は生き残りたいっていう思いと、犠牲者を出したくないっていう二つの思いの間で葛藤しているんです。そして、葵くんを守りたいっていう思いも持って演じていたんですけど、実は葵くんに守られていた、というキャラクター性に出し抜かれました!」と笑顔で語った。
この日は小島、岡本、山谷、渡辺のほか、清水尚哉、花影香音、篠田諒、小山莉奈、金子大地、濱正悟、池田和樹、梅村紗瑛、メガホンを取った綾部真弥監督も登壇した。(取材・文:岸豊)
映画『人狼ゲーム プリズン・ブレイク』はシネマート新宿ほか全国順次公開中