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ココリコ田中が内村光良をリスペクトする理由

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先輩芸人・内村のすごさを力説する田中
先輩芸人・内村のすごさを力説する田中

 密室劇のシチュエーションコメディー『だCOLOR? ~THE脱獄サバイバル』に主演した人気お笑いコンビ、ココリコ田中直樹が、同作の脚本を務めた福田雄一の魅力と共に、コント番組で共演中の内村光良へのリスペクトの思いを語った。

【動画】ほぼ全編3人の会話のみ!「勇者ヨシヒコ」シリーズの脚本家・福田雄一の密室劇

 本作は、終身刑となった囚人を、ゲームで勝った者のみ釈放し、残りを処刑するという新法が施行されたことから巻き起こる極限状態での滑稽な心理戦を描いたコメディー。田中、渡辺いっけい佐藤二朗ふんする囚人たちが生き残ろうと必死過ぎるあまり、騙し騙されの丁々発止のやりとりを繰り広げる舞台コントのような会話劇で、監督の金子傑と脚本の福田とは、2001年から2007年に放送された人気バラエティー番組「ココリコミラクルタイプ」でも組んでいる。

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 同番組でのコントだけでなく、福田の書いた映画やドラマにも出演経験がある田中は、福田の書く作品の魅力を、「僕もそうなのですが、愛すべきダメな人が好きですよね。ダメだけど魅力的な人物。笑いが好きな方なので、ダメな人のおかしさや愛おしさが哀しくて、それが逆に面白くて、といったキャラクター作りが上手だなと。それと、会話のキャッチボールの面白さでしょうね」と分析。最近はあまりの福田の忙しさから一緒に仕事ができないことを残念に感じていたため、今回の映画に出演できたことは本当にうれしかったという。

 福田とは、1994~1999年まで存在した銀座7丁目劇場にココリコが出演していたころからの20年以上の付き合い。同劇場のライブの構成作家だった福田の書いたコントに出演したり、ネタを見てもらったりしていたという。映画、ドラマ、舞台の脚本家としてだけでなく、それらの演出、テレビ番組の構成作家など幅広く活躍する福田についての印象とは。「初めてお会いしたころから劇団などいろいろやっていて忙しかったと思いますが、さらに忙しくなった今でも、印象は変わらないです。表現の形の幅が広がっただけで、その先にあるコメディーが好きというところは、ぶれずに本当にまっすぐ突き詰めていらっしゃいますよね」。

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 笑いへのこだわりは芸人である田中も当然強く、「やっぱりコントが好きなんですよね。それこそ死ぬまで携われたらいいなと思っているので、コントをできる日が一日でも多ければすごくうれしいです」と語る。そんな田中が芸人としての魅力を発揮しているNHKの「LIFE!~人生に捧げるコント~」では、「内村(光良)さんが座長としていてくれるのが心強く、その姿を見ているだけで勉強になります」と先輩芸人にリスペクトを寄せる。さらに、内村のすごさを「一切指図せずに、メンバーがやりたいことを自由に演じられる現場を作り、それを全部受け止めてくださる。それに、キャラクターの引き出しの多さや幅広さ、膨らませ方みたいなものを毎回目の当たりにして、勉強というか、感動しています」と真摯に語り、笑いの求道者としての姿を感じさせた。(取材・文:天本伸一郎)

映画『だCOLOR? ~THE脱獄サバイバル』は7月9日より全国順次公開

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