『グーニーズ』続編は難航…
映画『グーニーズ』の続編の製作が難航しているようだ。スティーヴン・スピルバーグが原案を手掛け、オリジナルキャストを再び迎えて製作することが2014年に発表されて以来、何も進展がないことについて、マウス役を続投予定だったコリー・フェルドマンがMovieWebに対して語った。
『グーニーズ』(1985)は、悪ガキ集団“グーニーズ”が海賊の財宝を探して奮闘するさまを描いたファミリーアドベンチャー。2014年にその続編を製作中であると告げたのは、オリジナル版でもメガホンを取ったリチャード・ドナー監督だった。その後、前作同様にスピルバーグが原案を担当、かつて少年だったオリジナルキャスト陣もカムバックすることに意欲を見せており、続編企画は順調に進んでいたかのように見えていた。
しかし、それから2年経ち、何も進展がないことに対して、コリーが口を開いた。「リチャード・ドナーは87歳だ。僕たちは彼なしで続編を作りたくないんだよ。彼こそが続編を作る原動力だから。彼は、続編はまだ生きてるって言っている。でも……年を重ねると、いろいろなことに時間がかかるようになる。ドナー監督が続けたくないと思うかもしれないという可能性も大いにある。彼なしで続編はあり得ないんだ。彼が何もしない日々が過ぎていき、続編が実現する可能性が少しずつ小さくなっていっている」。
コリーをはじめオリジナルキャストたちは続編を熱望しているが、それはドナー監督のやる気があってこそという心持ちのようだ。また、脚本もできていない状況だそうで、実現の見込みは低く、ファンにとっては寂しい気もするが、コリーの見解に対して、ドナー監督以外の人にメガホンを取ってほしくないという気持ちから理解を示す海外メディアも多い。(編集部・石神恵美子)