こじはる「必死じゃなかった」AKB48メンバーで唯一
AKB48の小嶋陽菜が8日、都内で行われたドキュメンタリー映画『存在する理由 DOCUMENTARY of AKB48』の初日舞台あいさつに出席し、結成当時について聞かれ「わたし、(メンバーの中で)唯一必死じゃないので……」と明かし場内の爆笑を誘った。
本作はトップアイドルとして君臨し続けるAKB48のドキュメンタリーシリーズ第5弾。初代総監督・高橋みなみの卒業などの裏で起きたドラマを、グループの活動を追いながらメンバーの素顔や成長と共に活写する。この日は入山杏奈、大島涼花、岡田奈々、柏木由紀、加藤玲奈、小嶋真子、島崎遥香、高橋朱里、谷口めぐ、向井地美音、武藤十夢、村山彩希、横山由依、渡辺麻友らAKB48メンバーと、メガホンを取った石原真監督が出席。本作の見どころや裏話を和やかなムードで語り合った。
初期のAKB48が「機動力があって必死感があった」とつんく♂に評されたことについて、1期生の立場からコメントを求められた小嶋は「そういう空気は普段から感じていました」と切り出し、「結成当時の思い出は20人くらいいたので、5人ずつくらいに分かれてメンバーの家で合宿をしたり……」と紹介したが、「(合宿は)すごく嫌でした」と告白。「みんなで話し合ったり、すごく熱い感じでしたね。でもわたし必死じゃないので……」と続け、「でも、ドキュメンタリーってそういう部分が見たいと思うので……今回もわたし、自分で見て見落とすくらい映っていなかった」と苦笑いして会場を笑いに包んだ。
AKB48ファンとして昔、小嶋の握手会に行ったこともあるという向井地は「研究生として入った当初からずっと小嶋さんのこと、憧れの先輩って思っていた」と小嶋ファンをアピール。小嶋は「握手会に来てくれたということも(最近まで)知らなかった」と驚いていた。さらに「こんな可愛い子がAKBに憧れて、握手会にも来てくれて入ってくれるというのは本当にすごいこと。その時変な対応しなくてよかった」としみじみ振り返り、向井地から「神対応でした」と絶賛されていた。(取材・文:名鹿祥史)
映画『存在する理由 DOCUMENTARY of AKB48』は全国公開中