「ROOKIES」じゃない!村上虹郎、新学園ドラマに自信
俳優の村上虹郎が13日、都内で行われたTBS系ドラマ「仰げば尊し」舞台あいさつに出席し、熱血教師と不良グループの心の交流を描いたストーリーとして似通っているドラマ「ROOKIES ルーキーズ」(2008・TBS系)を引き合いに出し、「このドラマは……このドラマは……『ROOKIES』ではありません!」と強調し、笑いを誘った。この日は、寺尾聰、多部未華子、真剣佑、石井杏奈(E-girls)、北村匠海(DISH//)、太賀、佐野岳も登壇した。
本ドラマは、ヒットメーカーの平川雄一朗がメガホンを取り、高校の弱小吹奏楽部が、一人の教師の指導により全国大会の頂点を極めた“奇跡の実話”を基にしたオリジナルドラマ。寺尾が元サックス奏者の教師・樋熊迎一を、旬の若手キャストが不良グループのメンバーを演じ、音楽を通して生まれる心の交流を描く。
高校野球を通して熱血教師の活躍と問題児たちの成長を描いた学園ドラマ「ROOKIES ルーキーズ」も、同局で放送された平川監督作品。大まかなプロットをはじめ、佐藤隆太が主演で、市原隼人、桐谷健太、佐藤健といった今や第一線で活躍する俳優陣が若手時代に総出演していた点でも似ている。しかし、不良グループのリーダー・青島裕人役の村上はまったくの別物であることを主張すると、「僕はこの作品が好きだなと単純に思いました。それを皆さんに広めていただけたら嬉しいです」とアピール。
同じく不良の木藤良蓮役の真剣佑も、1話のダイジェスト版を見て思わず泣いてしまったという本作に自信満々。「アメリカに住んでいた頃から学園モノに憧れを抱いていて、いつか出たいと思っていた」と明かしつつ、「僕が見ていた青春ドラマとは一味も二味も違うような、感動出来る作品になっています」とこれまでにない作品であることを訴えた。
フレッシュなキャスト陣を迎え、刺激を受けながら撮影に臨んでいることを打ち明ける寺尾は、「ネクストビッグスターがそろっているので楽しんでください」とにっこり。そして、「ドキュメンタリーの再現ドラマにしようという意図はありません。生き生きとした若い人たちと感動が残るドラマを目指しています」と期待をあおるメッセージを送った。(取材/錦怜那)
日曜劇場「仰げば尊し」は7月17日夜9時よりTBS系で放送スタート(初回25分拡大)