クオリティー高っ!『シン・ゴジラ』田んぼアート完成にゴジラもご満悦!
映画『ゴジラ』シリーズ最新作『シン・ゴジラ』(7月29日公開)と、青森県の田舎館村がコラボレーションした田んぼアートが見ごろを迎え、13日に完成を記念した「見ごろ宣言式」が同村で行われた。式にはゴジラも出席し、参加した地元の園児や高校生たちを喜ばせた。
田んぼアートとは、1993年から村おこしの一環で始まった催し。田んぼを巨大なキャンバスに見立て、7色の異なる稲を絵具代わりに植えて育成させることで巨大な絵を作り出す。その完成度の高さは国内外から高く評価され、海外メディアにも多数取り上げられるなど大反響。「ウルトラマン」(2014年)や『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(2015年)など、人気キャラクターとのコラボレーションでも知られている。
『シン・ゴジラ』は今年、第2会場のメインテーマに選出(第1会場テーマは「真田丸より 石田三成と真田昌幸」)され、甲子園のグラウンドとほぼ同等の面積(約1万平方メートル)を誇る広大な水田に、新たに生まれ変わった姿で出現した。7色9種類の苗が使用されたといい、ゴツゴツした皮膚や赤く光る質感が忠実に再現された。
宣言式にはゴジラをはじめ、田舎館村村長の鈴木孝雄氏、苗生産者の佐々木光治氏、設計図作成者の工藤浩司氏らが出席。地元の園児や田植えを行った高校生たち8名が『シン・ゴジラ』Tシャツを着て参加し、テープカットを行った。今年6月の田植え作業には、総勢250人が参加。実際に稲を植えた地元高校生たちは「ゴジラがすごく大きく綺麗で感動しました! 田植えから関わってきた努力の成果がこうやって表現されていて、とても誇らしい気分です!」と喜びを語った。田舎館村では今年の集客数について、世界的に人気のあるゴジラの展示とあって、海外からを含め過去最多の40万人(2015年間来場者数・約34万人)を見込んでいる。
本作は、大ヒットアニメ「エヴァンゲリオン」シリーズの庵野秀明が脚本・総監督を務めた怪獣映画。2014年にハリウッド版が世界中で大ヒットを記録した怪獣映画の金字塔を、日本で約12年ぶりに復活させる一大プロジェクトとなり、日本では初めて、フルCGでゴジラを表現したことでも話題を呼んでいる。(編集部・入倉功一)