ハリポタ19年後が映画化されるかも?
人気児童文学「ハリー・ポッター」シリーズの初の舞台化作品「Harry Potter and the Cursed Child」(ハリー・ポッターと呪われた子供)が映画化されるかもしれない。
「ハリポタ」シリーズ第8作として、前作から19年後のハリーとその息子アルバスの姿を描く本舞台。本演の開幕は7月30日だが、それに先駆けてプレビュー公演が6月7日(現地時間)、ロンドンのパレス・シアターで封切られ、上演後には約1,500名の観客からスタンディングオベーションが沸き起こるなど大好評を得ている。
そんな中、イギリスで知的財産権を扱う弁護士ブライアン・コンロイ氏によると、「ハリポタ」シリーズの映画化作品を手掛けてきたワーナー・ブラザースが、同舞台名「Harry Potter and the Cursed Child」を商標登録に申請しているという。ワーナーが申請した商標は、コメディー、ドラマ、アクション、アドベンチャー、アニメーションといった映画や、テレビ映画を含むものに適用される種類だそう。
原作者のJ・K・ローリングは今年2月に自身のTwitterで、同舞台の製作が発表された際に、映画の新作と勘違いして喜んでいたファンに対して、「残念だけど、間違っているわ。『ハリー・ポッターと呪われた子供』は舞台なの。『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』(『ハリポタ』の映画版新シリーズ)は3部作になるけどね!」とリプライしていた。
ローリングが語っていたように、映画の新シリーズとして、オスカー俳優エディ・レッドメイン主演の『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』が今年公開されるため(日本公開11月23日)、すぐに本舞台の映画化とはならなそうだが、舞台版での中年ハリー・ポッターたちの姿にファンが大熱狂していたことや、プレビュー公演での高評価を受け、今後ワーナーが映画化を検討する可能性は十分にありえる。今回の商標登録もその可能性を裏付ける一つと言えるだろう。(編集部・石神恵美子)