若きハン・ソロ正式デビュー！ミレニアム・ファルコンがオーディション会場！

　現地時間17日、イギリス・ロンドンで開催された「スター・ウォーズ・セレブレーション」内パネルディスカッションで、若き日のハン・ソロを描くスピンオフ映画の主演をオールデン・エアエンライクが務めることが正式発表された。パネルにはオールデンのほか、メガホンを取ったクリス・ミラー＆フィル・ロード監督コンビ（『LEGO(R)ムービー』）、プロデューサーのキャスリーン・ケネディ、ジョン・ボイエガなども出席した。

【写真】ファンの熱狂が間近に！「スター・ウォーズ・セレブレーション」

　ハリソン・フォードが演じた人気キャラクターをめぐって、3,000人以上の規模で行われたという同作のオーディション。オールデンはその中でもミラー＆ロード監督が最初に会った俳優だったといい、二人は「最後までオーディションをやったけど、お金の無駄だったかもね」とこぼし、会場を笑わせる。

　一方、激戦を見事に制したオールデンは、「役が決まるまで6か月くらいかかったんだ。一番クールだったのは、オーディションの過程でミレニアム・ファルコンに乗ったこと」と述懐。最終テストでは、ソロの衣装に袖を通してチューバッカとも共演したといい、「ウーキー族とスクリーンテストをしたことなんてないからさ。最高の気分だったよ」と笑みを見せた。

　秘密を守るため、今日までソロ役に決まったことを直接伝えていたのは母親だけ。結果を聞いた母は、オールデンが子供のころに遊んでいたハン・ソロのおもちゃを見つけて写真を送ってくれたといい、その写真が会場のスクリーンで披露されると、場内からは感動のため息がもれた。

　ミラー＆ロード監督は、「クールなタフガイのようにふるまっているならず者だけど、最終的には正しい行いを選択する。賢いやつだが、スマートってわけじゃないんだ」と自分たちの描くハン・ソロ像を分析。またパネルの最後に登壇し、『スター・ウォーズ／フォースの覚醒』でハリソンと共演したジョンは、うれしそうにオールデンの顔を眺めると「ハンの笑顔そっくりだな！」と若き仲間を誉めたたえた。

　監督たちは現在『スター・ウォーズ/帝国の逆襲』をはじめ過去シリーズを手掛けてきたローレンス・カスダンの息子ジョン・カスダンと脚本作業の最中。来年の1月から2月の間での撮影開始を予定している。（編集部・入倉功一）