『スター・ウォーズ』の伝統を壊す! ファンの祭典で判明したエピソード8の挑戦
現地時間17日、『スター・ウォーズ/エピソード8(仮題)』のパネルディスカッションがイギリス・ロンドンで開催された「スター・ウォーズ・セレブレーション」内で行われ、ライアン・ジョンソン監督とプロデューサーのキャスリーン・ケネディのほか、ジョン・ボイエガ、マーク・ハミル、キャリー・フィッシャーらが出席し、本作の秘密を語った。
【写真】ファンの熱狂が間近に!「スター・ウォーズ・セレブレーション」
以前からジョンソン監督の作品を気に入っていたというキャスリーン。常に『エピソード8』監督候補のトップに置いていたといい、「あまり誰かについてこういう表現をすることはないのだけど、撮影現場でのジョンソンのカメラの動かし方は、スティーヴン・スピルバーグに通じる部分があるの」と観客の期待をあおる。
当のジョンソン監督はやはり『スター・ウォーズ』の大ファンで、撮影で初めてミレニアム・ファルコンのセットに立ったときには、とにかく「アガってしまった」と告白。しかし現場では、強烈なノスタルジーの一方で、大きな責任も感じていたという。そんな本作の撮影は、前作『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』に登場したルークとレイが出会う場面の再現からスタート。前作の直後から物語が始まる、過去のシリーズにはない手法に挑戦している。
ちなみに、本作の製作にあたってジョンソン監督は、まずサンフランシスコにわたり脚本作業に着手。ちょうどそのころ、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』のギャレス・エドワーズ監督も同じ目的で同地に滞在していたことから、お互いの作品にカメオ出演を果たしたという。
レイやフィンなど主要キャラクターについては、彼らの内面にさらに迫るといい、監督は「彼らのハートや挑戦を描くことで、さらに深い部分にまで踏み込みたい」と証言。フィン役のジョン・ボイエガも、「僕のキャラクターは、とてもクールな方法で新しい方向に向かうことになるんだ」とお披露目が待ちきれない様子で語った。同作は2017年12月15日に全世界同時公開を予定している。(編集部・入倉功一)