アメリカの人種的不平等な歴史に迫る!ニューヨーク映画祭オープニングナイト上映
映画『グローリー/明日への行進』のエヴァ・デュヴァネイ監督の新作ドキュメンタリー『ザ・サーティーンス(原題) / The 13th』が、第54回ニューヨーク映画祭のオープニングナイトを飾ることが、同映画祭の公式サイトによって明らかになった。
【動画】エヴァ・デュヴァネイ監督『グローリー/明日への行進』
本作は、奴隷制廃止を定めた米国憲法修正第13条を題材に、米国での人種的不平等な歴史に迫ったもの。世界の中でもアメリカは最も収監者の多い国で、その多くがアフリカ系アメリカ人であることに着目。(人種に対する)恐れと階級の区別が、大きな犯罪を常に呼び起こしていることにも触れているそうだ。
今回の選考について同映画祭のディレクター、ケント・ジョーンズは「僕は『ザ・サーティーンス(原題)』を鑑賞した際に、ドキュメンタリーとフィクションの区別がつかなくて、今、この瞬間とアーティストとの間で起きていることに、直接触れているような何か特別な経験をしているようだった」とコメントしている。
同映画祭は、現地時間9月30日から10月16日までニューヨークのリンカーンセンターで開催される予定。 (細木信宏/Nobuhiro Hosoki)