檀れいインド映画に?『きっと、うまくいく』監督が激烈ラブコール!
日本でもヒットを記録したインド映画『きっと、うまくいく』のラージクマール・ヒラニ監督の最新作『PK』のジャパンプレミアが28日、インド大使館で行われ、来日中のヒラニ監督が登壇。ヒラニ監督がゲストとして登場した檀れいに出演をオファーすると、檀は「ダンスを練習しておきます」とユーモアたっぷりに応じる一幕があった。
ヒット作『きっと、うまくいく』のヒラニ監督と、主演のアーミル・カーンが再びタッグを組んだヒューマンコメディー。テレビ局で働く女性が神様を探している謎の男・PKに興味を持ったことから始まる物語を、世界中で起きている社会問題に絡めて描く。
今回初来日となったヒラニ監督は、「インドの映画学校に通っていた頃、日本映画を通して日本を知りました。黒澤明監督の大ファンで、彼の作品はほとんど観ています」とあいさつ。今回は家族と来日したそうで「来る前に『こんにちはは、もしもしだよ』と教えてもらって、息子が会う人みなに『もしもし』と言ってしまいました。後から間違えていたと教えてくれたけど、みんな笑顔で対応してくれたので、日本は笑顔にあふれた国という印象を受けました」と日本の感想を語った。
その後、檀と『永遠の0』などの山崎貴監督が花束ゲストとして来場。『きっと、うまくいく』の大ファンという山崎監督は、念願の対面に感激の様子で「(『PK』は)本当に面白かったです。同業者として簡単に心からやられたと思わないように、バリアを張っているけど、気が付いたら泣いていまして。スタッフに『なに泣いているんですか』ってからかわれました」と絶賛した。
同じく檀も「わたしもまだ興奮していて、思い出し涙が出てくるというかとても感情が忙しかったです」とうっすら目を赤くさせながら、「クスッと笑ったりハラハラしたり、PKのまっすぐで一生懸命さを愛おしいと思ったり。最後の最後に流れる涙を止める事が出来なくて、改めて映画の持つ力の素晴らしさを再認識させていただきました」と褒めちぎった。
ヒラニ監督は二人の言葉を受けて感謝の気持ちを述べつつ、檀に向けて「言葉もないくらい美しいです。ぜひ日本でインド人の男性と日本人の女性が恋に落ちるラブストーリーを作ってみたいです。その時は監督としてではなく出演したいです」とちゃめっ気ったっぷりにラブコールを送る場面も。これに檀は「踊りの練習をしておきます」と応じ、ヒラニ監督も「ここで約束しましょう」と乗り気を見せていた。(取材・文:中村好伸)
映画『PK』は10月29日より全国公開