福士蒼汰、人気小説「ちょっと今から仕事やめてくる」映画化で主演!監督は『ソロモンの偽証』成島出
福士蒼汰主演で、発行部数50万部を突破した北川恵海の人気小説「ちょっと今から仕事やめてくる」が映画化され、2017年初夏に公開されることが明らかになった。監督・脚本を務めるのは、『ソロモンの偽証』『八日目の蝉』などの成島出。福士は、社会で疲弊した若者たちをさわやかな笑顔で希望へと導く謎の男・ヤマモトを演じる。
仕事のノルマが厳しく、精神的に追い詰められていた青山隆(工藤阿須加)は、危険なところを幼馴染みと名乗るヤマモトという男に救われる。隆には彼の記憶がまったく無いが、大阪弁でいつでも笑顔を絶やさない謎の男・ヤマモトと出会ってから、本来の明るさを取り戻していく。そんなある日、隆はヤマモトが3年前に自殺していたことを知る。それでは、あの男は一体何者なのか?
本作最大の魅力である謎の男・ヤマモトを演じるのは、NHK連続テレビ小説「あまちゃん」や映画『ストロボ・エッジ』などに出演、現在も主演映画『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』『曇天に笑う』などの公開を控えている福士。就職した会社の厳しいノルマとパワハラに心身ともに疲弊した若者・青山隆をドラマ「ルーズヴェルト・ゲーム」「あさが来た」とヒット作に出演し続ける注目の若手・工藤が演じる。
ほか、隆のあこがれの先輩に2年連続で日本アカデミー賞・最優秀助演女優賞を受賞、いま最も勢いに乗る女優・黒木華、ヤマモトの過去を知る女性に映画『八日目の蝉』や『草原の椅子』など成島組には欠かせない小池栄子、隆のパワハラ上司にドラマ・映画・舞台と幅広く活躍する吉田鋼太郎ら実力派キャストが顔をそろえる。本作には原作とは異なるクライマックスが用意されているといい、原作ファンにとってはその違いも見どころとなる。
「今回演じるヤマモトは、幽霊のような、また神のような謎の存在でとても魅力的です」と自身の役どころを紹介する福士。ただ、「人を惹きつける"何か"を出せればと思いますが、難易度が高いのは大阪弁です」と大阪弁には苦労もあるよう。物語については「自分は会社員ではないので似た環境ではありませんが、忙しく大変だと思うときもあります。そんな時にヤマモトのような人がいたら救われるんだろうなと感じました。初の成島組ですが、登場人物をリアリティー溢れる魅力的なキャラクターに引っ張ってくださるので、安心して成島監督ワールドに浸かりたいと思います」と語っている。(編集部・小山美咲)