司馬遼太郎原作『関ヶ原』で岡田准一が石田三成に!役所広司&有村架純が共演
歴史小説の大家・司馬遼太郎の「関ヶ原の戦い」を描くベストセラー小説をV6の岡田准一主演、役所広司、有村架純らを共演に迎え実写映画化する『関ヶ原』が2017年初秋に公開されることが決定した。本作で戦国武将の石田三成にふんする岡田は、「歴史好きとして、本来の人物像に近いであろう『石田三成』を演じることができ嬉しく思います」と意気込みを語っている。
「関ヶ原」は司馬の累計発行部数580万部を突破するヒット小説で、西暦1600年10月21日、長きにわたった戦国時代にわずか6時間で終止符を打った歴史的合戦「関ヶ原の戦い」に基づく物語。1981年にTBSでドラマ化されているが、映画化はこれが初。司馬作品の実写映画化は『梟の城』以来18年ぶりとなる。圧倒的に有利とされていた光成率いる西軍は、なぜ徳川家康率いる東軍に負けたのか……? 光成は不器用で人間味あふれる純真な人情家に、家康は反三成の大名を多く取り込みながら三成を追い詰めていく策略家に、これまで定着していたイメージとはガラリと異なるキャラクターとして描かれる。
光成と対峙する家康役の役所は岡田と『蜩ノ記(ひぐらしのき)』以来2年ぶり2本目の共演、三成を忍びとして、女性として支える初芽(はつめ)にふんする有村は岡田&役所ともに初共演。『駆込み女と駆出し男』『日本のいちばん長い日』などの原田眞人監督がメガホンを取る。
撮影は8月中旬から約2か月半、滋賀・京都を中心に国宝級の歴史的建造物などでも行う予定。約3,000人規模のエキストラを動員した合戦シーンも展開予定だという。(編集部・石井百合子)