ディズニー実写版『リトル・マーメイド』本格始動!音楽担当が決定
アニメーション映画『リトル・マーメイド/人魚姫』(1989)を実写映画化するディズニーの企画が本格的に始動した。トニー賞11冠の大人気ブロードウェイミュージカル「ハミルトン」で脚本・作詞作曲・主演を務めたリン=マヌエル・ミランダと、オリジナル版で「アンダー・ザ・シー」をはじめとした音楽を手掛け、オスカーも8個獲得している作曲家アラン・メンケンがタッグを組み、共に曲を書くことになったとDeadlineが報じた。
今年5月にはディズニーのエグゼクティブたちがこの実写化について話し合いを重ねているところだと伝えられたが、その後、本格的に進めることに決めたよう。実写版では、アニメーション版の名曲の数々と、ミランダとメンケンが新たに書き下ろす楽曲をミックスして使うことになる。ミランダは『イントゥ・ザ・ウッズ』などのマーク・プラットらと共にプロデュースも務める。
『リトル・マーメイド/人魚姫』に登場する宮廷音楽家のカニの名前にちなんで、息子の名前を「セバスチャン」にしてしまうほど同作が大好きだというミランダだけに、今回の決定には大喜びしているはず。彼がどれだけ深く作品に関わるのかについては今も調整中だが、現時点では早めに脚本家を雇い、ミランダがそのストーリーを監修することになりそうとのこと。
ミランダはディズニーアニメーション最新作『モアナと伝説の海』(2017年3月10日日本公開)で音楽を手掛けているほか、『メリー・ポピンズ』の続編『メリー・ポピンズ・リターンズ(原題) / Mary Poppins Returns』(2018年12月25日全米公開)への出演も決まっており、ディズニーとはまさに相思相愛といえる。
ちなみに「人魚姫」の実写映画については、ディズニー版だけでなく、『キック・アス』のクロエ・グレース・モレッツ主演、『ラブ・アクチュアリー』のリチャード・カーティス脚本のユニバーサル・ピクチャーズ版の制作も進められている。(編集部・市川遥)