新『スパイダーマン』メリー・ジェーンは黒人に
映画『スパイダーマン:ホームカミング』ではヒロイン、メリー・ジェーン・ワトソンを19歳の女優・歌手であるゼンデイヤが演じると The Wrap が報じた。
3月にゼンデイヤの出演が明らかになった際には役柄については詳細が伏せられており、Deadlineが「ミシェルという名の主要キャラクター」とだけ伝えていたが、実はゼンデイヤが演じるのはメリー・ジェーンだったそう。The Wrap によると、同プロジェクトに関わっている2人の人物が認めたという。
メリー・ジェーンはスパイダーマンことピーター・パーカーの恋のお相手で、これまで白人・赤毛として描かれてきた(サム・ライミ監督版『スパイダーマン』で演じたのはキルステン・ダンスト)。「シェキラ!」などディズニー・チャンネルのテレビシリーズで活躍してきたゼンデイヤは白人と黒人の混血で、いわゆるメリー・ジェーンの外見とは違うことからファンの間では議論が巻き起こっている。
新シリーズの幕開けを飾る本作でスパイダーマン=ピーターにふんするのは、『白鯨との闘い』などのトム・ホランド。メガホンを取るジョン・ワッツ監督(『クラウン』)は「ストレートなハイスクールムービーだ。思春期真っ只中の彼の成長を追うことになるんだ」と作品について説明していた。キャストは未発表だが、本作の悪役は原作ファンにも人気の高いヴァルチャーであることが明らかになっている。(編集部・市川遥)
映画『スパイダーマン:ホームカミング』は2017年8月11日日本公開