オリラジ藤森、来年はまた新しいことを…ブレイクの反動を痛感
忍者のカメ4兄弟が活躍する「タートルズ」の実写映画『ミュータント・ニンジャ・タートルズ:影<シャドウズ>』の日本語吹き替えに挑戦した宮川大輔と藤森慎吾の2人が、声優体験の感想やオリエンタルラジオの「PERFECT HUMAN」による再ブレイクについて、率直な思いを語った。
おバカな悪役、サイのミュータント・ロックステディの声優を務めた宮川。今回、ハリウッド映画なのに「関西弁でセリフを言う」という斬新なアフレコにチャレンジした彼は、「これでエエのかなという不安がありました。人気作の場合はファンの方がいるから、どう思われるのかなと。でも、スタッフさんから『そのままでいいです』と言われたので、あまり考えすぎないようにしようかなと、最後はなりましたね」と胸の内を明かす。
するとロックステディの相棒でイノシシのビーバップの声を担当した藤森も、「大輔さんの関西弁は、僕も気になっていました。僕自身、今回の声優でタートルズのファンから叩かれないようにしたいと思っていたので、大丈夫なのかって」と切り込む。しかし、「結果として、関西弁になることで日本版のオリジナルのキャラクターかなと思うくらいロックステディの個性が立っていて面白い。大輔さん、サスガです」と藤森が感想を述べると、宮川も「そっか」と笑みを浮かべた。
また、藤森の声優抜擢や「PERFECT HUMAN」など、今年は何かと話題のオリラジについて、「再ブレイクとか言われていますけど、そういうことじゃない気がするんです。オリラジにはスキルがあるし、すべてにおいて“行き切っている”から面白いんだと思います」と先輩の宮川が分析する一幕も。その言葉を受け、「でも、来年は持続していないでしょうから、また新しいことを考えないといけないんです。何かが当たった翌年の反動ってすごいんですよ(笑)」と本音を漏らす藤森。さらに、「僕らは痛いほど反動を経験しているから、もう心構えができているんです」と藤森が続けると、宮川が「それが強みになる。いろんな経験を積み重ねてきたからこそ、今があるんだと思います」と、長年第一線で活躍する芸人ならではの含蓄ある言葉で締めくくった。(取材・文:斉藤由紀子)
映画『ミュータント・ニンジャ・タートルズ:影<シャドウズ>』 は全国公開中