生田斗真、5度の美しすぎる死体シーンに照れ笑い
俳優の生田斗真が25日、都内で行われた主演映画『秘密 THE TOP SECRET』の公開記念舞台あいさつに共演の岡田将生、メガホンをとった大友啓史監督と出席。本作で5度も死体を演じ、その美しさが話題となっているが「1つの映画で5回も死ぬなんてめったにない機会。台本にはない監督の思いつき(のシーン)もあって、まあ時間かかりました」と照れ笑いで撮影を振り返った。
清水玲子の人気漫画を実写化した本作は、死んだ人間の脳から過去の記憶を映像化できる「MRIスキャナー」を捜査に導入した“第九”こと科学警察研究所法医第九研究室の面々が、難事件に立ち向かうさまを描いたミステリー。生田は天才的な頭脳を持つ第九の室長・薪剛を、岡田は第九に配属された新人・青木一行を演じる。
生田は「かなり衝撃的な内容で、胸にぐっと来るものがある映画。末永く愛してほしいです」と客席に呼びかけると、本作が6日からの公開で45万人を超える動員を記録するヒットとなったことについて「割と軽い気持ちで映画館に足を踏み入れたらものすごいものを観たという声を(周囲から)もらっています。シメシメという感じです」と嬉しそうにコメント。
本作が10作目の主演作になることについても「自分でカウントはしていなかったです。僕自身、攻めていきたいというか、いろんなことに常にチャレンジしながら仕事をしていきたいと思っているので、このタイミングで“ミスター・チャレンジ”な大友監督と仕事ができたのはよかった」としみじみ。これに大友監督は「背中で感じてくれというような難しい役。この役を演じられる人はなかなかいないと思っている。背負っているものの重さ、演じるということだけでなく、匂いとかが香ってくるような人でないとこの役は難しい。そのへんのことを意識してやってくれた」と生田の頑張りをたたえ、「新しい生田君がスクリーンに現れている。これが代表作になってほしい」とエールを送っていた。(取材・文:名鹿祥史)
映画『秘密 THE TOP SECRET』は全国公開中