馬場良馬、初“男の子以外”と恋…プライベートの恋愛は?
特撮ドラマ「特命戦隊ゴーバスターズ」などで知られる馬場良馬が、人気サッカー漫画を実写化した映画『U-31(ゆーさんじゅういち)』で主演を務める。人生の岐路に立つ主人公と同じ31歳の馬場が、30代になった変化や自身の恋愛観を明かした。
全盛期を過ぎた元日本代表サッカー選手・河野敦彦(馬場)が古巣の弱小チームへ戻り、そこで再起を賭ける物語。製作はジェフユナイテッド市原・千葉の全面協力のもと行われた。“千葉の英雄”を演じる馬場は千葉県出身。「いろいろな仕事をしてきましたが、また一つ胸を張れる仕事が増えたなという思いが強いです。親戚や地元の友達のリアクションがすごく大きくてうれしかった」と破顔する。
本作が描くのは、戦力外通告を言い渡されたプロサッカー選手のシビアな現実。ピンポイントでありながら、誰にでも共通する題材でもある。「生きていく上でぶつかる障害を、若いうちは勢いで乗り越えられるかもしれませんが、30代、40代となると、時代の波に乗らないといけない一方で踏ん張らなければいけない時もある。幅広い方がこんな考えもあるのだと考えるきっかけになってほしい作品です」と熱を込める。
河野は、自身の葛藤を表には出さないものの、自分の心に正直で、たとえ合コンでも愛想を見せない人物。その点に話が及ぶと馬場は、「僕も目の前に女の子がいても、イラッとしたら顔に出ちゃうと思います」とぽつり。「いや、取り繕うのかな、いや、うーん、顔に出ちゃうな」と複雑そうにしていた。“恋愛”に関して、役者としては6月にラブコメディーに初挑戦するという変化があった。「それまで役の上では男の子としか恋愛したことなかったんです! やっと女の子と、満を持して恋愛を(笑)」と声を弾ませつつ、「20代の間は、恋愛モノは避けていたんです。でも30になって自分が役者として何ができるのだろうと改めて考えた時、そういうことも選択肢に入れられたというのは僕にとってはすごくうれしいことでした」と丁寧に思いを語った。
劇中、小さな子供をあやす優しい仕草も印象的。結婚願望を尋ねると「あります」と即答。「子供が大好き。幼稚園の先生や保育士になろうかなとも考えていました。それくらい子供が好きなんですよ」と明かすものの、「自分の都合の良い時に可愛がりたいので孫が欲しいですね(笑)」と冗談めかす馬場。女性には、「甘えたいし甘えられたい。どっちもいいなー」とのことで、理想のデートを聞くと、「家でまったりするのもいいですし、動物を見るのが大好きなのでサファリパークに行きたいですね。自分の車で入れるんです。自分の車だからホームじゃないですか。勝手知ったる車、外は異次元。わーきゃー言いながら、でも半密室みたいな……」と想像をふくらませていた。(編集部・小山美咲)
映画『U-31』は公開中