神木隆之介は“女子高生” !? 本質を見抜かれる
俳優の神木隆之介が28日、都内で行われた映画『君の名は。』公開記念舞台あいさつに出席し、「カワイイものが好き」と内に秘めた乙女心をのぞかせて会場を沸かせた。この日は上白石萌音、長澤まさみ、新海誠監督も登壇した。
神木隆之介は“女子高生” !? 『君の名は。』監督に意外な本質を見抜かれる 画像ギャラリー
本作は、夢の中で“入れ替わる”という不思議な体験をする、東京で暮らす男子高生・瀧(神木)と、山深い田舎町で暮らす女子高生・三葉(上白石)の恋と奇跡の物語。公開二日で観客動員数約59万人、興行収入約7億7000万円を突破する大ヒットスタートを切った。
神木は上白石と共に、瀧と三葉の声の両方を演じているため「難しかった」と苦労を打ち明けるが、観客から盛大な拍手を受けて安堵の表情。ところが、上白石にとって神木の演技は、お手本にするほど最初からパーフェクトだったよう。内股で手を頬に添えるなど、「(神木のアフレコ時の)体制が完全に女子だったんです」と明かすと、「体は(スクリーンに)写らないけど伝わるものなんだと思ったので、わたしも瀧を演じるときは仁王立ちでポッケに手を入れたり、見た目から男子になるように意識しました」と述懐。そして、役づくりを助けてもらったことに感謝を表した。
女の子役もそつなくこなす神木だが、それを可能にしているのは役者としてのキャリアだけではないようで、MCから「自分の中に女性っぽいところがありますか?」と問われると、「ありますよ」と即答し、「可愛いものが好きで目がいっちゃう」とにっこり。神木の手首には、劇中の瀧と同じリボンが巻いてあり、「これもそうです。あぁ欲しい。カワイイ。ピンクじゃん! みたいに思う」とうれしそうに語ると、「格好いいものとカワイイものがあれば、どちらかというとカワイイものに反応する」と意外な嗜好(しこう)を告白。加えて、「そういうところがちょっと女子っぽいのかな……」と照れ笑いを浮かべた。
しかし、自分の女子力を低めに見積もる神木と違い、新海監督は「神木くんの中には、明確に高校生くらいの女子が住んでいます」と断言。神木は知られざる自身の本質に目を丸くしていた。
国内外で高い評価を受ける新海監督の最新作とあって、本作は世界85か国の国と地域での配給が決定。新海作品は数々の国内外の映画祭での受賞歴もあることから、神木らは「みんなでレッドカーペットを歩きたいですね」と夢を膨らませていた。(取材/錦怜那)
映画『君の名は。』は全国公開中