盲目の老人が強盗に入った若者たちを狩る…衝撃のスリラーが首位デビュー!
全米ボックスオフィス考
先週末(8月26日~8月28日)の全米ボックスオフィスランキングが発表され、強盗に入った若者たちが家の主である盲目の老人から狩られる恐怖を描いたスリラー映画『ドント・ブリーズ(原題) / Don't Breathe』が興行収入2,641万1,706ドル(約26億4,117万600円)というスマッシュヒットを飛ばして初登場1位に輝いた。(数字は Box Office Mojo 調べ、1ドル100円計算)
相手は目が見えないから楽勝だと、ある夜、裕福な盲目の老人の家に盗みに入った若者3人組。しかし、『アバター』のスティーヴン・ラング演じる老人はすさまじく強い上にその感覚は研ぎ澄まされており、「息をしてはいけない(Don't Breathe)」というタイトル通り、ちょっとした物音でも立てようものなら容赦なく弾をぶち込まれてしまう……。観ている方が息を止めてしまうほどの恐怖・緊迫感で、観客・批評家共に満足度が高い。
監督はリメイク版『死霊のはらわた』のフェデ・アルバレスで、制作会社はスクリーン・ジェムズ。スタジオが予想していた興収のほとんど2倍を稼ぎ出すサプライズヒットとなっている。これまで3週にわたって首位をキープしてきた『スーサイド・スクワッド』は、興収1,224万8,439ドル(約12億2,484万3,900円)で2位となった。
ジェイソン・ステイサムがすご腕の暗殺者にふんしたアクションの続編『メカニック:ワールドミッション』は興収745万6,525ドル(約7億4,565万2,500円)で5位デビュー。ジェイソン主演作は毎回堅実なオープニング成績を残すだけでなく、DVDなどのホームエンターテインメントでも大きな利益を生むことでおなじみとなっている。
今週末は、マイケル・ファスベンダー&アリシア・ヴィカンダー共演のドラマ『ザ・ライト・ビトウィーン・オーシャンズ(原題) / The Light Between Oceans』、リドリー・スコット製作のSFスリラー『モーガン(原題) / Morgan』などが公開される。(編集部・市川遥)
8月26日~8月28日の全米ボックスオフィスランキングは以下の通り。()は先週の順位。
1(初)『ドント・ブリーズ(原題) / Don't Breathe』
2(1)『スーサイド・スクワッド』
3(4)『クボ・アンド・ザ・トゥー・ストリングス(原題) / Kubo And the Two Strings』
4(2)『ソーセージ・パーティー(原題) / Sausage Party』
5(初)『メカニック:ワールドミッション』
6(5)『ピートズ・ドラゴン(原題) / Pete's Dragon』
7(3)『ウォー・ドッグズ(原題) / War Dogs』
8(8)『バッド・マムズ(原題) / Bad Moms』
9(7)『ジェイソン・ボーン』
10(6)『ベン・ハー』