おそ松さん、今度は歌舞伎とコラボ!6つ子が歌舞伎役者に
人気テレビアニメ「おそ松さん」と歌舞伎のコラボレーションプロジェクトが始動したことが発表された。メインキャラクターの6つ子が、それぞれの個性やイメージカラーをもとに当てはめられた歌舞伎の役柄にふんした、描き下ろしデザインを用いたグッズが展開する。
赤塚不二夫さん生誕80周年を記念して放送されたテレビアニメ「おそ松さん」は、「おそ松くん」の6つ子たちが、大人になり、マイペースにニート生活を送る日常を描いたギャグコメディーだ。3月に放送が終了した後も、さまざまなグッズが発売されたり、舞台化が決定したりと話題が尽きない同作。
そんな「おそ松さん」と歌舞伎のコラボは、歌舞伎を扱う松竹とアニメ本編を制作したstudioぴえろの共同企画により実現。グッズのモチーフとなるイラストは、松竹の演劇開発企画部による企画・監修のもと、studioぴえろが新しく描き起こし、細部までこだわり抜いたものに仕上がった。
おバカに育ってしまった6つ子たちの“基本形”とされる、長男・おそ松(イメージカラー:赤)は仔獅子の精に大変身。歌舞伎と聞いて誰もが思い浮かべる真っ赤な髪にド派手な着物の役柄だ。自称イケメンのナルシスト、次男のカラ松(イメージカラー:青)は、花川戸助六にふんし、江戸の粋を体現。唯一の常識人、三男のチョロ松(イメージカラー:緑)は、6つ子ならぬ3つ子の一人で、実は兄弟思いの松王丸に成りきっている。
ネコが友達の皮肉屋、四男・一松(イメージカラー:紫)は、なんとネコ耳を着けて源九郎狐に。キツネ耳ではなく、ネコ耳だそう。明るく異常にハイテンションな五男・十四松(イメージカラー:黄色)は、一條大蔵卿をバカ殿風に表現。時に二面性をのぞかせるあざとい末っ子・トド松(イメージカラー:ピンク)は、女方の代表的役柄の一つ・雪姫となり、上目づかいでしっとりとした表情を浮かべ、ノリノリな様子だ。
コラボ第1弾として、天乃屋の歌舞伎揚、アクリルキーホルダー、缶バッジ、クリアファイル、手ぬぐい、手鏡、巾着、あぶら取り紙が9月16日より、松竹歌舞伎屋本舗(東京駅)や、通販サイト「Froovie」などで発売。その後も、ハズレ無しのクジ形式でのオリジナルグッズ発売や、マルチコピー機を用いたブロマイドの発売を予定している。(編集部・小山美咲)