秦基博、松ケン『聖の青春』の主題歌に!楽曲を収録した予告編も
歌手の秦基博が、松山ケンイチが主演を務める映画『聖の青春』の主題歌「終わりのない空」を歌うことが発表された。併せて同楽曲を収録した新たな予告編も公開された。
100年に1人といわれる天才・羽生善治と「東の羽生、西の村山」と並び称されながら、29歳にして亡くなった実在の棋士・村山聖さんに松山がふんする本作。名人になることだけを夢見て、命を削りながら将棋に全てを懸けた村山さんの一生に感銘を受けたという秦が、映画のために曲を書き下ろした。
「生きるほど僕ら 悲しみを重ねる 踏み出すこと ためらうくらいに だけどそれさえも ここにいる証しだ 絶望だって 抱きしめながら 明日へと向かおう」(「終わりのない空」より)。
「主題歌のお話を頂き、村山聖さんという稀代の棋士のストーリーということで気合いが入りました」という秦は、「サビには聖のその瞬間、瞬間にいのちを燃やし、全身全霊ぶつかっていくさま、そして、彼が手記に遺した『人間は悲しみ、苦しむために生まれた。それが人間の宿命であり、幸せだ。』という言葉から汲み取った想いを込めています」と明かす。
起用理由について野副亮子プロデューサーは「村山聖の太く短い一生は、没後20年近く経った今でも色褪せることなく語り継がれ、私たちの日常に、生きていることの素晴らしさを注ぎ込んでくれます。秦さんの歌声の中に、まさに『今』を生きる人々の日常に寄り添い、日々を尊ぶエールのようなパワーを感じ、主題歌をお願いしました」と語っている。(編集部・中山雄一朗)
映画『聖の青春』は11月19日より全国公開