『君の名は。』神木隆之介、RADWIMPS野田の色気にメロメロ!主題歌熱唱に大興奮
人気ロックバンドRADWIMPSが3日、都内で行われた映画『君の名は。』の大ヒット御礼舞台あいさつにサプライズで登場し、主題歌を生披露して会場を沸かせた。イベントには、声優を務めた神木隆之介、上白石萌音、新海誠監督も登壇した。
本作は、夢の中で互いが“入れ替わる”という不思議な体験をする、東京で暮らす男子高生・瀧(神木)と、山深い田舎町で暮らす女子高生・三葉(上白石)の恋と奇跡の物語。全世界85の国と地域での配給が決定しており、日本では大ヒット街道をばく進中。公開から8日間で累計観客動員212万7,800人、累計興行収入27億1,200万円を突破した。
観客の鑑賞動機に「RADWIMPSが音楽を担当しているから」が挙げられるほど、同バンドもヒットの一端を担っており、新海監督も常々、本作には神木、上白石、RADWIMPSのボーカル・野田洋次郎の「3つの声がある」と話している。約1年半にわたり、メンバーと共に映画と音楽を作ってきた新海監督は、「いただいた音楽で映像が変わったこともあるし、音楽がかかった瞬間を(作品の)ピークにしようと思っていた」と明かすと、「音楽に(作品の)背骨を作ってもらった気がします」としみじみ。神木と上白石も、もともとバンドのファンだといい、神木は「野田さんの『はぁ』というブレスに色気がある」とその魅力を語った。
そんな中でRADWIMPSが登壇すると、内緒にされていたキャスト陣は観客と共に大はしゃぎ。野田は「完成したものを観て心から感動したし、自分にとって一生残るもので、この作品にかかわらせてもらって本当に幸せ」と素直な思いを述べると、「皆さんに感謝の気持ちを込めて歌いたい」とアコーステックバージョンで主題歌「前前前世」を歌唱した。
その後、上白石をステージに呼び、「なんでもないや」をコラボレーションで披露。この提案は野田の完全アドリブだが、本楽曲をカバーしている上白石は、透明感のある歌声で歌い切り、「18年間の(人生の)中で一番幸せな時間でした。一生の宝物です」と感激しきり。新海監督も「三葉が歌っていると思って聞くと特別」と喜ぶと、「2年間作ってきたことのご褒美のような信じられない時間でした」と幸せそうな笑みをこぼしていた。(取材/錦怜那)