モントリオール世界映画祭でEXILE・HIROプロデュース作&『健さん』が受賞!
現地時間5日、第40回モントリオール世界映画祭授賞式が行われ、EXILEのHIROが映画初プロデュースを手掛けた『たたら侍』が最優秀芸術貢献賞を、高倉健さんを追った『健さん』が最優秀ドキュメンタリー賞を受賞した。
モントリオール世界映画祭はカナダ最古の国際映画祭の一つ。2006年に奥田瑛二監督の『長い散歩』、2008年には滝田洋二郎監督の『おくりびと』がグランプリを受賞したことでも話題を呼んだ。
ワールド・コンペティション部門に出品されていた『たたら侍』は、戦国時代の島根・奥出雲の村を舞台に、伝統を継承し守ることを宿命付けられた主人公(劇団EXILE・青柳翔)が、真の武士へと成長していく姿を描いた本格時代劇。青柳が、共演のEXILE・三代目 J Soul Brothers の小林直己、錦織良成監督と共に公式上映に参加した際には、モントリオールの観客から拍手喝さいを浴びていた。
ドキュメンタリー部門に出品されていた『健さん』は、マイケル・ダグラス、ジョン・ウーら縁のある映画人の証言を通じ、日本が生んだ稀代の映画俳優の魅力を検証した日比遊一監督作だ。
邦画も多数出品された今年のモントリオール世界映画祭。『たたら侍』『健さん』のほか、大竹しのぶ主演の『後妻業の女』、阿部寛&天海祐希出演の『恋妻家宮本』、中井貴一、長澤まさみ、志田未来出演の『グッドモーニングショー』、宮沢りえ主演の『湯を沸かすほどの熱い愛』、ドキュメンタリーでは『氷の花火 山口小夜子』『TSUKIJI WONDERLAND(築地ワンダーランド)』なども上映された。(編集部・市川遥)