ジョーカー役で引退?オスカー俳優ジャレッド・レトーの衝撃発言!
人気アメコミに登場する悪役たちの活躍を描いたアクション大作『スーサイド・スクワッド』(9月10日公開)に出演するジャレッド・レトーが、「一生に一度あるかないかの大事な役」という、バットマンの宿敵ジョーカーへの思いを語った。
ヒーローたちに投獄されたDCコミックスの悪党が、減刑のため世界を救う危険なミッションに挑む本作。『ダラス・バイヤーズクラブ』でアカデミー賞助演男優賞を受賞したジャレッドは今回、くしくも『ダークナイト』で故ヒース・レジャーがジャレッドと同じく助演男優賞を獲得したジョーカー役に挑んだ。
「役に集中するうえで邪魔になるものは、一切近寄らせないようにしていた」というジャレッドは、ジョーカーに取り組む間、友人にも会わず撮影に集中。「DCユニバースのファン、他の俳優たち、監督、脚本家、撮影スタッフ、全員に対する義務と責任があると思ったんだ。可能な限り速く走ろうとした。その結果成功したか失敗したかはわからないけど、やるべきことは全てやったつもりだよ」と真摯(しんし)に語る。
これまで『ダークナイト』をはじめ、映画・ドラマでさまざまなジョーカーが登場したが、「僕のジョーカーにはどこかセクシーなところがあると思う」というジャレッド。「過去のジョーカーはセクシャルではないし、それについて話すこともない。それが僕のジョーカーの違うところだ。髪の毛の色、肌の白さ、ユーモアのセンスと気の狂ったところは共通しているけどね」。
また、今後のキャリアについて「ジョーカーみたいな役じゃないとやるのは無理だね。だから、もし希望があれば、ジョーカーをあと数回演じたいと思っている」と続けると、「その後僕は引退したいと思っているんだ」と衝撃発言。「ジョーカー役ではやりたいことが全てできるからね。これ以上楽しい役ってないような気がするよ」と胸中を明かした。
一時期俳優業から離れていたこともあり、カムバックについて「タイミングが全て。自然の流れだった」と振り返るジャレッドだけに本格的に引退……ということはないだろうが、それだけジョーカーに入れ込んでいるのも事実。本作だけでなく、今後のDC映画でも大暴れしてくれることに期待したい。(編集部・入倉功一)