広瀬すず、人気漫画ヒロイン役「死んじゃいそうでした」 プレッシャー告白
俳優の山崎賢人と広瀬すずが10日、TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われた映画『四月は君の嘘』の初日舞台あいさつに石井杏奈、中川大志、檀れい、新城毅彦監督と出席、楽器の猛特訓を行うなど思いをこめた作品の初日を迎えた広瀬は「実感がなさすぎて。ふわふわしているような感じです」と語りつつ、人気漫画のヒロインを演じたプレッシャーについて「死ぬほどありました。死んじゃいそうでした」と打ち明けた。
同作はアニメ化もされた新川直司による人気コミックの実写映画版。母の死をきっかけにピアノが弾けなくなった天才ピアニストの有馬公生(山崎)と、自由奔放なバイオリニスト・宮園かをり(広瀬)が、互いの才能を認め合い成長していく姿を、切ない恋模様を交えて描く。
壇上で人気漫画のヒロインを演じたプレッシャーを明かした広瀬は、さらに「原作ファンの方々の中には宮園かをりが生きているので。それに、命を吹き込んで演じるのに難しい女の子でもありました。自分にとって今までにないチャレンジだと思っていました」と吐露。それでも「現場に世界観がものすごくあって、みんなが一緒になって映画に染まっていく空間があったので、それが一番支えになっていました」と周囲のおかげでプレッシャーを乗り越えたと振り返った。
さらに、MCが観客からの「宮園かをりがすずちゃんで良かった」というメッセージを読み上げると、広瀬は少し間を置いて涙をこらえるそぶりをみせて「しゃべりたくない。『わー』ってなっちゃいそう。本当にありがとうございます」と感謝しきりだった。
一方の山崎も、「ピアノを聞いて涙が出ました」「勇気をもらえました」といったメッセージに「嬉しいです」と感激。劇場にはメッセージパネルを持った観客も多く来場しており、前から2列目のセンター席には「アホでも山崎が好き」と山崎の天然キャラを指したパネルをかかげるファンも。MCに感想をもとめられた山崎は「どうやって反応していいかいつも困っちゃうというか……」と照れ笑いを浮かべていた。(取材・文:中村好伸)