東京ゲームショウ開幕!高まるVR熱 キャンセル待ちも
15日、幕張メッセで開幕した「東京ゲームショウ2016」(以下、TGS2016)で見られた「キャンセル待ち待機列」「キャンセル待ち一時中断中」の文字……ゲームビジネス・プレス関係者が対象となるビジネスデイでさえも、VR(バーチャルリアリティー)関連のゲームの整理券は続々と配布終了し、行列が軒並みできるなどVRコンテンツへの注目度の高さをうかがわせた。
VRとはあたかもその世界に入り込んでいるかのような仮装現実を作り出す技術の総称。同技術を利用した代表的なものとして、ゴーグル型の機器で360度全方向の映像と3Dオーディオによる仮想空間を演出する PlayStation VR、HTC Vive、Oculus Rift、Gear VR などがある。TGS2016では今回初めてVRコーナーが設置され、6つの国と地域から35社が出展。さらにTGS2016全体でのVR分野の出展タイトル数は110タイトルにも上った(今回の総出展タイトル数は1,523タイトル)。
出展タイトルには人気ゲームの最新作「バイオハザード7 レジデント イービル」(カプコン)や、アニメ映画『KING OF PRISM by PrettyRhythm』に登場する男性キャラクターと握手ができる「握手会&撮影会 from KING OF PRISM by PrettyRhythm」(シーエスレポーターズ)などがあり、体験ブースの中には、開場後すぐにキャンセル待ちになったコンテンツも。PlayStation VR 関連のブースに関しては、キャンセル待ちすらも一時中断されるほどの人気ぶりを見せていた。
今週末17日・18日には関係者以外にも広く門戸が開かれた一般公開を予定している。VRブースがさらに人であふれかえることが予測される。(編集部・井本早紀)